万博のトイレ施設
2025-04-10 11:25:09

2025年大阪・関西万博で注目のトイレ施設「島の蜃気楼」が実現

2025年大阪・関西万博「島の蜃気楼」プロジェクト



2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、注目を集めているトイレ施設「島の蜃気楼」。これは、再利用が可能な樹脂素材と大型3Dプリンターを駆使して設計された斬新な建築物です。一般的なトイレ施設の枠を超えて、持続可能な社会の実現へと続く新しい道を示すプロジェクトとなっています。

島の蜃気楼の特徴



「島の蜃気楼」は、万博会場内の広場に建設されるトイレ施設です。この施設は、周囲にあるさまざまなアイコニックな建物とは対照的に、背景として自然に溶け込むようなデザインが施されています。ポリカーボネートパネルによる意匠が特徴で、光の当たり方や周囲の景観によって常に異なる表情を持つのが魅力です。これは、まさに蜃気楼のように、会期中だけ存在する建物です。

持続可能な建築を目指して



万博のテーマの中でも特に注目されている「未来社会の実験場」に応じて、再利用可能な素材から製造された3Dプリントの大型パネルを使用しています。このような手法は、持続可能な資源循環を促進することを目指しており、環境と調和した新しい建築様式を示しています。3Dプリントの優れた特性を活かし、広場の周囲には異なる寸法のパネルが取り付けられています。

この施設では、環境や人々の活動に応じた変容性を持たせることで、持続可能な都市環境の一つのモデルを提案します。これにより、使用される場面に応じて異なる空間を生み出し、資源の循環利用を促す仕組みが生まれています。

パートナーシップの募集



万博終了後の「島の蜃気楼」を誰かがどう活用するのか、現在進行中の再利用プロジェクトでは、企業や自治体、研究機関などと連携を深めるためのパートナーを募集しています。具体的な利用可能性としては、屋内外での遊具、公共空間でのモニュメント、再生素材を活かした家具製作、さらには商業施設でのファサードパネルとしての転用など多岐にわたります。

持続可能な社会作りに貢献するため、新たな活用モデルを共に創り上げることを目指しています。

プロジェクトチーム



このプロジェクトは、いくつかの専門チームが協力して進行されています。建築を監理するのはPONDEDGE + farmの鈴木淳平氏、村部塁氏、藤本章子氏。また、構造設計はオーノJAPANの大野博史氏、穀野直貴氏が担当しています。設備設計はZO設計室によって行われています。さらに、3Dプリント関連の製造協力をはじめ、多くの専門家や機関が参加しています。

このように、多くの力が結集して「島の蜃気楼」というプロジェクトは進行中です。持続可能な社会の実現に向けて、これからもさまざまな取り組みが期待されます。万博終了後も残る価値のある建物として、多くの人々に愛される存在となることでしょう。


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会社情報

会社名
VOID株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前6丁目35−3 735号室
電話番号

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