ななーるPD支援センター始動
腹膜透析(PD)は、患者が自宅で行うことができる透析治療の一つで、特に高齢者にも優しい方法です。しかし、在宅での治療は不安を伴うことも多いのが現実です。これを受けて、ななーる訪問看護ステーションは新たに「PD支援センター」を設立し、患者が安心して自宅で腹膜透析を続けられるようサポートを始めました。
自宅でのサポート体制
このセンターでは、専門知識を持った看護師が定期的に患者の自宅を訪問し、透析の進行状況や健康状態をチェックします。また、合併症を予防するためのアドバイスも行います。特に腹膜炎などの合併症は、早期発見が鍵となるため、看護師全員が定期的な観察により、異常を見逃さない体制を整えています。患者が抱える不安を和らげるため、24時間体制での電話相談や緊急訪問も実施しています。
導入のサポート
腹膜透析の導入時期は特に重要で、患者が慣れるまでの間は、看護師が毎日訪問します。そこでは、透析の手技や生活リズムに合わせた透析時間の設定を行い、患者が自信を持って治療を続けられるよう努めます。具体的には、患者の生活環境に合わせた透析方法や日常生活での注意点などを共に考えていきます。
慣れた後のさらなるサポート
患者が透析に慣れてきた後も、訪問看護は続きます。腹膜透析特有の合併症である腹膜炎や感染症の早期発見に努めるほか、患者が適切な栄養を摂取できるよう、食事面でのアドバイスも提供します。また、医療機関との連携も行い、必要な場合には医師への相談も行います。こうした日常のサポートが、患者の生活の質を高め、安心して透析を続ける柱となるのです。
「生きるを活きる」を理念に
ななーる訪問看護ステーションは、「生きるを活きるに導く看護」を理念に掲げています。医療の現場において、「生きる」をただ維持するだけでなく、より充実した生活を送れるように導くことを目指しています。今後も地域と連携し、住民の健康維持・増進に向けた活動を広げていく方針です。
展望と地域への貢献
2022年10月に北千里地域に急性期特化型ステーションを開設し、さらなる支援体制を整備しました。現在は大阪北摂エリアを中心に活動していますが、今後は他の地域へのサービス拡大も計画しています。これにより、より多くの患者に向けて、在宅医療の選択肢を提供し、健康を支える活動を続けていくでしょう。
お問い合わせ先
ななーる訪問看護ステーションは、患者一人ひとりの生活を大切にし、寄り添った看護を提供します。ご興味を持たれた方は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。
ななーる訪問看護ステーションは、地域社会の健康を守るパートナーとして、常に進化し続けていきます。