GMOサイバーセキュリティによる国際コンテスト「IERAE CTF 2025」が大盛況を収めた結果とは

GMOサイバーセキュリティが主催した「IERAE CTF 2025」とは

2025年6月21日から22日にかけて、GMOサイバーセキュリティ byイエラエがオンラインで開催した「IERAE CTF 2025」。この国際的なサイバーセキュリティコンテストには、世界42ヵ国から809チームが参加し、全体で1,618人のセキュリティ愛好者が集まりました。総合1位には筑波大学所属の「TPC」が輝き、賞金30万円を手にすることとなりました。

国際的な競技会の意義

「IERAE CTF」は、GMOサイバーセキュリティが主催する初の試みで、前回開催された2024年から持続的に行われています。その目的は、日本のセキュリティ技術者がCTF（Capture The Flag）に興味を持つきっかけを提供し、次世代のセキュリティエンジニアを育成することです。特に初心者から上級者まで楽しめる問題設定を目指しており、今年は26種類の課題を用意しました。

チャレンジ内容と解法公開

参加者は、ウェブアプリケーションの脆弱性を探ったり、プログラムの逆解析を行ったりと、様々な分野で技術を試されます。出題された問題の解法は、公式セキュリティブログで後日公開されるとのことです。興味のある人々へ、ぜひチェックをお勧めします。

- 暗号: 解法リンク
- ウェブアプリケーション: 解法リンク
- リバースエンジニアリング: 解法リンク
- Binary Exploitation: 解法リンク

賞金とさらなる支援

「IERAE CTF 2025」では、TPCチームが国内学生のみで構成されているため、ダブル受賞の栄誉も獲得しました。総合部門では、以下のような結果となりました。

順位	チーム名	賞金
-	-	---
1位	TPC	30万円
2位	bingus	15万円
3位	./Vespiary	5万円

さらに、学生部門の最優秀賞はTPCに贈られ、OffSecトレーニング受講ライセンスとCODE BLUE 2025の入場券を手にしました。これらの賞品は、合計68万円相当と非常に価値の高いものです。

優勝者の声

TPCチームは、「昨年に続いての参加で、優勝できたことを非常に嬉しく思います。多彩な問題に挑戦でき、互いの強みを活かしながら戦えました。」とコメントしました。競技の中で得られた経験と学びは、今後の活動に活かされることでしょう。

主催者の期待

GMOサイバーセキュリティの執行役員は、コンテストの成功を受けて、今後も日本のCTFコミュニティに還元するイベントを続けていく意向を示しました。日本の若手プレイヤーへの期待が高まる中、次回の盛り上がりが楽しみです。

会社概要

GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、国内トップレベルのホワイトハッカーによる組織で、サイバーセキュリティに関する幅広いサービスを提供しています。脆弱性診断からフォレンジック調査まで、安心安全なインターネット環境を構築するためのプロフェッショナルです。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。

公式サイト: GMOサイバーセキュリティ

結論として、「IERAE CTF 2025」は参加者にとって素晴らしい学びの場となり、今後のサイバーセキュリティ界における新たな才能の発掘につながる重要なイベントとなりました。