2025年卒の就活動向
2024-11-28 16:26:04

2025年新卒採用:大学生の就職活動動向と安定志向の高まり

2025年新卒採用:大学生の就職活動動向と安定志向の高まり



2025年度卒業を控えた大学生や大学院生を対象にした就職活動についての調査が、株式会社リクルートマネジメントソリューションズから発表されました。この調査では、1,117名の学生に対し、彼らの就職活動の実態や意識を掘り下げた内容になっています。

調査結果の概要



まず、インターンシップや仕事体験に参加した学生の割合は、約80%に達しました。参加理由としては、「仕事内容を知りたかった」「社員の人柄や職場の雰囲気が気になった」という声が多く、特に仕事内容を重視する傾向が見られます。

企業へのエントリーに際して特に重要だとされているのは、仕事内容や社風だけでなく、将来的なキャリアイメージを持てるかどうかのポイントです。昨今、学生が望む企業の条件は、安定性、貢献、金銭面の重視にシフトしています。

安定志向の進展



調査によると、学生が仕事に求める条件のトップ3には、安定性(42.6%)、貢献(31.1%)、金銭(30.0%)がランキングされています。特に「安定」という観点が強化されているのは、近年の社会情勢が影響していると考えられます。多くの学生は就職先において、安定した環境を確保した後にこそ貢献や成長を望んでいるようです。

また、勤務地の重視の割合が過去最高の68.5%に達し、希望する勤務地で働けることが、企業へ応募する大きな要因となっています。この傾向は特にコロナ禍を経て顕著に現れており、リモートワークの普及が要因とされています。

自己分析の重要性



さらに、学生が就職活動の「軸」を明確にするタイミングは、自分自身を見つめ直す自己分析を通じて、約34.7%がその時期を挙げています。自己分析が進むことで、企業選びにおいて自分に合った環境や職種の理解が深まる可能性が高まります。

不安を抱える学生たち



調査結果で注目すべきは、内定後も不安を感じている学生が多数を占めている点です。約80%が何らかの不安を抱えており、特に「漠然とした不安」と「社会人としてやっていけるかの不安」が顕著です。これは内定受諾に至るまでの過程で明確なキャリアイメージが持てなかったり、入社後の勤務地が不明だったりすることが影響していると考えられます。

結論:求められる企業の在り方



26年卒業生の就職活動においては、求職者が自分の望む職場環境やライフスタイルを重視する傾向が一段と高まっているようです。企業が採用活動を行うにあたり、学生の不安を軽減し、安心感をもたらすような具体的なイメージを提供することが求められています。学生が重視するポイントに応えられるよう、企業側も戦略を見直す必要がありそうです。今後の就職活動においては、学びと気づきが求められる時代が待っているといえるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
住所
東京都港区芝浦3-16-16住友不動産田町ビル東館 4F
電話番号
0120-878-300

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