奥能登での復興を目指し、地区内の女性たちの新たな働き方を提供する取り組みが始まりました。このプロジェクトは、合同会社CとHが耐熱ガラスメーカーのHARIO株式会社と協力し、金沢市にあるシェアオフィス『OKNO to Bridge』でガラスアクセサリーワーカーの育成を行うものです。
背景と目的
先般の能登半島地震の影響を受け、地域の働き方には多くの課題が存在しています。特に女性においては、手に職をつける機会が少ないという現状があります。この取り組みは、彼女たちが自立し、地域内外で活躍できる場を提供することを目的としています。
HARIOとCとHの協業
HARIOのガラスアクセサリーブランド『HARIO Lampwork Factory』は、全国でガラス職人を育成してきた実績があります。この度、CとHがそのノウハウを借りる形で、女性たちのキャリアアップを支援するための教育プログラムを展開する運びとなりました。この協業は、両社が共に「女性が手に職を持ち、場所に縛られずに働く環境を整えたい」という思いから実現しました。
育成プログラムの具体的な内容
金沢で開催されるこのプログラムでは、まず8月末に体験会が実施され、その後、適性を見極めた参加者に対して、実際の制作技術を学ぶための研修が行われます。研修期間は約2週間。その後、資格を得た人物はガラスアクセサリーワーカーとして活躍できるようになります。
体験会の詳細
体験会の日程は以下の通りです。
- - 8月30日(金): 13:00-14:45, 15:00-16:45
- - 8月31日(土): 9:00-10:45, 11:00-12:45, 14:00-16:00
各日程、参加者は2〜3名程度の少人数制で行われます。体験参加費は ¥2,000で、被災者の方は無料。
参加希望の方は、体験会応募URLにアクセスして申し込みができます。
新しい働き方の提案
このガラスアクセサリーワーカーの仕事は、耐熱ガラスを扱う技術に基づいており、今後の地域経済にとっても重要な役割を果たすことになります。地域の女性たちがフレキシブルな働き方を実現できる機会を提供し、復興に貢献することを目指します。
主催者からのメッセージ
CとHは、働くことの楽しさや新しい挑戦ができる環境を整えることで、地域の福祉と経済に寄与していくことを誓っています。ガラスアクセサリーワーカーとしての新たな道を選び、地域の未来を共に作っていきましょう。
HARIOとCとHの理念と今後の展望
HARIOは1921年に創業し、耐熱ガラス技術を駆使して、繊細なデザインのアクセサリーを手がけています。また、CとHは地域の人々とともに働く可能性を広げることを目標にしており、2024年には奥能登地域でも展開予定です。地域の女性たちが手に職をつけ、活躍できる社会を目指します。
このプロジェクトに興味のある方はぜひ、体験会に参加してみてください。地域の復興とともに新たなキャリアを築くための第一歩を踏み出すチャンスです!