プロロジスと郡山市の協力体制
2023年10月20日、物流不動産のリーディング企業であるプロロジスは、福島県郡山市とヤマト運輸、NTT東日本、フクダ・アンド・パートナーズの4者と「災害時における避難者支援についての協定」を締結しました。これにより、災害発生時の迅速な物資供給体制を確立し、避難者の安全を確保します。
協定の詳細
この協定は、プロロジスが開発した「福島郡山LLタウン」において締結されました。この物流施設集積パークは、主に特定企業向けのBTS型物流施設を含み、災害時にはその一部が物資集積場所として利用されます。国が迅速に物資を送る「プッシュ型支援」を通じて、必要な生活必需品が被災者へ届けられます。
特にプロロジスが管理する「プロロジスパーク郡山1」では、ヤマト運輸が救援物資の輸送、保管、仕分け、さらには配送計画を責任を持って行います。また、フクダ・アンド・パートナーズは地域の住民に避難場所を提供し、必要に応じて備蓄品やトイレ設備の提供を行います。NTT東日本は災害情報の提供や、ドローンを使った防災検証を行う役割を担います。
防災訓練の実施
郡山市、プロロジス、ヤマト運輸、フクダ・アンド・パートナーズの四者は、定期的に防災避難訓練を同パーク内で実施することで、実効性のある支援体制を作り上げていく計画です。
協定締結の背景
現代では災害が頻発しているため、広域物流と防災の連携が不可欠です。「福島郡山LLタウン」はその立地条件からも優れており、物資供給体制を充実させるために今回の協定が結ばれました。
プロロジスの設備は、BCP(事業継続計画)を考慮した設計で、快適に利用できる環境を提供します。これにより、地域社会の安心と安全を守ることが彼らの目指す目的です。
福島郡山LLタウンの概要
「福島郡山LLタウン」はプロロジスとフクダ・アンド・パートナーズによる共同開発の物流施設で、2026年には「プロロジスパーク郡山1」が竣工予定です。この他にも、マルチテナント型の「プロロジスパーク郡山2」が着工予定であり、ウエブルーム内容も充実していきます。フクダ・アンド・パートナーズは、独自の施設提供により地域の避難ニーズにも配慮します。
過去の地域協定
プロロジスはこれまでも地域の自治体や行政機関と数多くの災害支援協定を結んでおり、今回の協定は15件目となります。これには、兵庫県、千葉県、東京都など、広範囲にわたる地域が含まれています。
私たちの生活がより安全なものになるよう、今後もプロロジスは地域貢献に努めてまいります。先進的な物流インフラを活用し、サステナビリティを意識した事業展開を継続していく所存です。