新たな資本業務提携
2023年7月、リノビアパートナーズ合同会社がナカノエンジニアリング株式会社との資本業務提携を発表しました。この提携は、業界の発展と安全性向上を目指す取り組みとして注目されています。
提携の背景
ナカノエンジニアリングは1987年に設立され、以来、首都圏を中心に建築設備の定期検査や防火設備の点検、さまざまな設備改修工事を行ってきました。長年にわたり大手ビルメンテナンス業者と密接な関係を築き、多くの建物の安全性を向上させてきた実績があります。そのため、ナカノエンジニアリングは業界内でも重要な存在として認識されています。
一方、リノビアパートナーズは日本初の建設業界専門プライベート・エクイティ・ファンドを運営し、中小企業の事業承継支援や成長促進に注力しています。このように、双方は過去の協議を通じて事業承継問題やナカノエンジニアリングの成長を支えるために、今回の提携に至ったのです。
提案されている成長戦略
提携後、リノビアパートナーズが招聘する経営人材がナカノエンジニアリングの経営を引き継ぎます。その際、人材の採用や育成、顧客基盤の強化、経営管理機能の向上、さらにはM&Aに向けた成長戦略が進められる予定です。この戦略により、ナカノエンジニアリングはより一層の競争力を身に着けることが期待されています。
また、労働環境の改善と役職員の処遇向上も重要な課題として浮上しています。リノビアパートナーズは、ナカノエンジニアリングの役職員とも連携しながら、企業価値の向上を追求する方針です。
建設業界への貢献
リノビアパートナーズは、今後も日本全体の建設業界に属する中小企業への投資を強化していく考えです。これにより、業界再編や後継者不足といった深刻な事業承継の問題解決に寄与することを目指しています。
ナカノエンジニアリングとリノビアパートナーズの提携は、今後の建設業界において重要な役割を果たすことでしょう。この新たな取り組みが、業界全体の発展につながることを期待しています。
企業概要
リノビアパートナーズ合同会社
ナカノエンジニアリング株式会社
- - 所在地: 東京都豊島区
- - 設立: 1988年12月27日(創業1987年)
- - 主な業務:
- 建築設備定期検査・調査
- 防火設備点検及び改修工事
- 一般建設業及び一級建築士事務所運営
この提携が、ナカノエンジニアリングの次のステージへの架け橋となることを願っています。