蓄電池とFIP発電所
2025-03-04 10:50:21

日本ベネックス、蓄電池併設のFIP太陽光発電所に移行

日本ベネックス、FIP太陽光発電所への移行と蓄電池導入



長崎県諫早市に本社を持つ日本ベネックス株式会社は、2013年から運用していたFIT(Feed-In Tariff)制度の太陽光発電所「ベネックスソーラーポート」を、2025年にFIP(Feed-In Premium)制度に移行し、さらに蓄電池を導入することを発表しました。この新しい取り組みは、持続可能なエネルギーの供給と収益の最大化を目指しています。

FIT制度からFIP制度への移行



本発電所は日本ベネックスにとって初めて設置した太陽光発電所で、同社の本社工場の屋根を活用しています。これまではFIT制度を通じて売電を行っていましたが、今後はFIP制度に移行し、蓄電池の導入を並行して実施します。FIP制度では、売電だけでなく発電の安定性と収益性を向上させることが可能です。

蓄電池のメリットと運用計画



蓄電池の導入により、電力の出力抑制によって発生した未送電の電力を有効に活用できます。また、電力需要が高い時間帯に充電した電気を放電することで、安定した電力供給が実現します。この取り組みにより、日本ベネックスは長期的な収益の最大化を図ります。

蓄電池の設置は、自己資金を活用して行い、補助金には依存しない計画です。運用開始は2025年夏を見込んでおり、順調に進めばこの時期に稼働を開始します。

日本ベネックスの再生可能エネルギー事業の歴史



2022年4月にFIP制度が始まって以来、日本ベネックスは積極的にこの制度の利用を進めており、現在は22件の自社発電所をFIP太陽光発電所として運用中です。今回の「ベネックスソーラーポート」は、初めての蓄電池併設FIP太陽光発電所となり、さらなる発展が期待されます。

日本ベネックスは、再生可能エネルギー事業においてEPC(設計・調達・建設)事業も展開しており、他の企業の太陽光発電所や系統用蓄電所の設置実績を重ねています。これは同社のノウハウを生かし、顧客へのサービス提供にもつながっています。

まとめ



日本ベネックスの蓄電池併設FIP太陽光発電所の取り組みは、持続可能なエネルギー供給のみならず、収益性向上にも寄与することが期待されています。同社は67年の精密板金加工の歴史を持ちながら、2012年からは再生可能エネルギー事業に参入し、今後も新たな価値を創造する事業を展開していく詳細な計画を進行しています。今後も日本ベネックスの動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社日本ベネックス
住所
長崎県諫早市津久葉町99-48
電話番号
0957-26-5111

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