2026年の賃上げ見通し
一般財団法人 労務行政研究所による調査が実施され、2026年の賃上げについての興味深い結果が明らかになりました。調査には労使の関係者および労働経済を専門とする515名が参加し、賃上げに関する多くの要素を取り上げています。
調査の概要
この調査は、1974年から続くシリーズで、毎年の賃金交渉などの動向を正確に把握するために設計されています。労働者と経営者双方の意見を聞くことによって、より実態に即したデータを集めています。今回の調査結果は特に興味深いものとなっており、賃金交渉の行われる前に重要な指標となるでしょう。
2026年の賃上げ見通し
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基本的な数値
調査の結果、全回答者の平均賃上げ額は「1万5809円」で、賃上げ率は4.69%と予想されています。この数値は2025年の実績を下回っていますが、依然として高い水準を維持していることがわかります。労働側は1万6105円の4.78%、経営側は1万5223円の4.51%と、労働側が経営側を882円上回っています。
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定期昇給の実施
2026年の定期昇給に関しては、回答者の約90%が「実施すべき」または「実施予定」と回答しており、労働側では93.3%、経営側でも66.4%がそれに該当します。これは、労使ともに賃上げへの期待が高まっていることを示しています。
夏季賞与と一時金の動向
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2025年実績と26年見通し
25年の実績について、労働側では42.3%、経営側では39.0%が賞与が「増加した」と回答しています。また、26年の見通しにおいては、労働側で55.9%、経営側で61.7%が「同程度」と予測しています。前年度に比べての増減を問うと、労使ともに「減少する」との回答は1割台にとどまっており、全体的に景気の安定感が感じられる結果となっています。
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専門家の見解
専門家の見解も興味深く、26年の賞与見通しについても「同程度」が54.9%と最も多くを占め、「増加する」という回答も33.6%を占めています。これにより、経済各層の安定が見込まれていることがわかります。
調査方法について
調査は2025年の12月1日から2026年の1月16日までの期間に行われ、労働側、経営側、専門家それぞれから回答が集められました。対象者は7455人で、最終的に515人の回答が有効とされました。
まとめ
この調査結果を通じて、2026年における賃上げの見通しや労使間の期待値を明確に把握することができました。賃金や雇用環境が今後どのように変化していくのか、ますます関心が高まります。労務行政についてのさらなる情報や詳細は、労務行政研究所の公式ウェブサイトにおいてご確認ください。
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