架け箸が描く夢
2023-04-01 00:00:02

架け箸が目指す、フェアトレードでつなぐ差別のない社会

架け箸は中東のパレスチナと協力し、フェアトレードブランドとして活動する企業です。このブランドの設立の背景には、ルーツによって差別される人々との出会いがありました。2018年に現地の一般家庭でホームステイをした際、目の前にいる人々が差別を受け、困難な状況に置かれていることに強い衝撃を受け、彼らと共に何かを生み出したいと感じました。

パレスチナ問題は、1948年のイスラエル建国によって引き起こされた国際的な課題で、70年以上も解決が見られていません。そのため、この問題について日本での認知度は高いとは言えません。架け箸は、このギャップを埋めるための橋渡し役を担っています。たとえば、手仕事には先入観を作りにくい特性があり、実際に製品を手に取ってもらうことで、お客様がパレスチナに興味を持つきっかけを提供しています。これにより、架け箸は「April Dream」というプロジェクトを通じて、夢の実現に向けて本気で取り組んでいます。

現在の架け箸の活動は、多岐にわたります。全国からアクセスできるオンライン販売をはじめ、百貨店や商業施設での催事出店、週末のマルシェ出店、さらにはギャラリーや委託販売などを行っています。これにより、創業以来多くのお客様にパレスチナのフェアトレード製品を提供しています。来店者の中には、「通りかかっただけでパレスチナに興味を持った」や、「想像していたパレスチナとは全く違った」という声も多く、こうした偶然の出会いが差別のない社会に向けての一歩となると信じています。

最近では、阪神百貨店梅田本店でエシカルコンビニのPOPUPを実施しました。ここでは、「オリーブの花咲くお箸」や「パレスチナ刺繍ポーチ」、「アップサイクルトートバッグ」といった商品が人気を集めています。これらの商品は、先ほどのホームステイでの出会いを基にして生まれたもので、剪定材や残布を使った持続可能なデザインが特徴です。男女を問わず広く支持されており、持っているだけでパレスチナの魅力を感じることができます。

「もっと多くの人に私たちの取り組みを知ってもらいたい」と考えた架け箸は、全国47都道府県を対象にした活動を計画し、現地の生産者との連携を強化しています。また、フェアトレードの観点からも、パレスチナの文化を大切にしながら製品を開発していくことを目指しています。私たちは、人の能力や夢をルーツによらずに評価できる社会を求めており、架け箸はその実現に向けた小さな一歩を踏み出しています。

"素敵に国境はない"というビジョンのもと、今後もパレスチナの手仕事や魅力を発信し続け、社会の多様性を育む活動を進めていきたいと考えています。具体的には、製品の展示会やワークショップを通じて、パレスチナの文化を紹介し、顧客との距離を縮める努力をしています。私たちの活動が、人々の心をつなぎ、差別のない社会の形成に寄与することを願っています。

架け箸の取り組みは、ただの製品販売にとどまらず、国際的な問題解決への貢献を目指す重要な活動です。サステナブルな社会を築くため、私たちは一歩ずつ進んでいきます。

架け箸について
架け箸は、兵庫県川西市に本社を置く企業で、代表は髙橋智恵氏です。本社のURLは こちら です。私たちのビジョンは、中東パレスチナのフェアトレード製品を通じて、紛争の影にある現地の魅力を発信することです。これからも多くの方々と協力し、架け箸の夢を叶えていきます。

会社情報

会社名
架け箸
住所
兵庫県川西市東畦野3-14-3
電話番号
080-9606-3776

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