NonEntropy Japanの挑戦
2021-04-08 15:00:03

NonEntropy Japan、1.4億円調達でWeb3.0事業を加速する新スタートアップ

非中央集権なデータ管理を可能にするNonEntropy Japanの挑戦



2020年に設立されたNonEntropy Japan株式会社は、Web3.0時代に必要なインフラを構築することを目指しています。最近、同社は1.4億円の資金調達を完了し、今後の事業展開に期待がかかっています。この資金調達には、KLab創業者の真田哲弥氏や寺田倉庫代表取締役の寺田航平氏が関与しており、注目を集めています。

Web3.0と分散ストレージ事業



NonEntropy Japanは、IPFS(Interplanetary File System)とFilecoinを基盤にした分散ストレージ事業を展開しています。現在、世界には約50ZBのクラウドストレージが存在しますが、ほとんどは巨大企業によるものです。この状況は、事業の持続可能性や個人情報保護の面で問題があるとされています。同社は、これらのリスクを低減しつつ、次世代のインフラを構築することで、Web3.0を推進することを目指しています。

分散型インターネットの必要性



Web3.0の概念は、ブロックチェーン技術を用いて非中央集権的なネットワークを実現することです。これにより、データの所有権や管理がより透明化され、ユーザーは自由に情報や価値を交換できるようになります。一方、Web2.0では、SNSなどを中心とした中央集権的な管理が存在しました。このため、情報漏洩やデータ改ざんといった問題がついて回るのが現状です。

事業内容の詳細



NonEntropy Japanの主な事業は、IPFSやFilecoinを利用した分散クラウドストレージの開発・運用です。これにより、情報の改ざんや漏洩リスクを低減し、データの保全を強化することが目標です。また、NFT(Non-Fungible Token)を用いたアプリの開発や、Web3.0ビジネスのインキュベーションにも取り組んでいます。

資金調達と今後の展望



今回の資金調達によって、NonEntropy Japanはより一層の事業拡大を図っています。株式会社ビットアイル創業者の寺田航平氏は「次世代型のデータセンターは世界を変えるポテンシャルを持っている」と述べており、技術の実用化に向けた期待感を示しています。

KLabの真田哲弥氏も、「新しい技術が現代のデータ管理の問題を解決できる」と指摘しており、その重要性が高まっていることを実感させられます。これらの専門家による支援を得たNonEntropy Japanは、急成長を遂げる可能性が見込まれています。

Web3.0時代の到来



今回の事例は、NonEntropy Japanだけでなく、Web3.0の波が様々な業界に広がる兆しを示しています。企業が非中央集権的なアプローチを採用することで、情報管理や個人情報保護の新しい基準が確立されていくことでしょう。今後も同社の動向から目が離せません。これにより、日本国内でのデータ管理や情報保護の在り方が変わることを期待しています。

会社情報

会社名
NonEntropy Japan株式会社
住所
東京都千代田区大手町2-2-2アーバンネット大手町ビル13階
電話番号
03-6807-5665

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