副業市場の拡大とデジタル時代のキャリア観
副業人材マッチングサービス『lotsful』(ロッツフル)を運営するパーソルイノベーション株式会社が行った最新の副業に関する調査結果が2025年11月に発表されました。この調査は四半期ごとに実施されており、今回で15回目となります。副業の実施状況だけでなく、デジタルデバイスの活用状況や情報収集の手段など、現代の副業事情を多角的に照らし出しています。年末のこの時期、2025年のキャリア観に影響を与えたテーマについても振り返ります。
調査の概要
この調査によると、副業を行っている人の割合は42.0%で、 特に経営企画職においてその増加が目立ちます。また、副業を希望する人の割合は51.8%に達しており、企業による副業の容認や推奨が背景にあるとのことです。副業収入についても、「月収30万円以上」の割合が増加しており、専門的なスキルを活かした副業が定着しています。
副業実施状況の詳細
実施率は前回の調査から2.5ポイント上昇したものの、「実施しなかった」と答えた人は前年同月と比べ2.9ポイントの減少を見せました。特に、経営企画部門での副業希望者は前回の7.5%から11.9%へと増加しています。この結果により、企業が副業を容認することが、社員の意欲を刺激する一因となっていることが明らかです。
経済的な自由を求める声が39.5%と最多で、企業が副業を推奨する環境が整うことで、副業しやすくなるとの回答が15.7%と過去最高に達しました。
副業収入の傾向
副業経験者の月収データでは、「30万円以上」の回答が増加傾向にあり、特にスキルを活かした副業が支持されていることが分かります。
副業や業務に関する情報をどのように得ているかを問うと、YouTubeが最多の30.0%でした。しかし、高年収層では知人や同僚からの口コミが重視される傾向が見られました。
デジタルデバイスの活用
調査対象者の71.8%がスマートフォンを最も多く使用しており、特に副業経験者はスマートウォッチや他のデバイスの利用率も高い結果となっています。また、デバイスの買い替えサイクルについては、副業経験者では「1~2年」での買い替えが多く、全体よりも短いサイクルでデジタル環境を更新しています。
2025年の振り返り
「生成AI」や「政治・経済の変化」が2025年を振り返った際にキャリア意識に影響を与えたテーマとして挙げられます。特に副業経験者では、テクノロジーの進化や新しい働き方に対する関心が高くなっています。このような社会情勢の変化が、今後の働き方やキャリア形成において重要な要素となっていることが分かります。
この調査結果は、副業の実態やその背景、デジタルデバイスの利用状況を詳しく分析しており、副業の未来に対する期待を感じさせます。今後も副業市場の動向に注目していきたいものです。