HCLTech、ミュンヘンにAIイノベーションラボを開設
インドの大手IT企業であるHCLテクノロジーズ(HCLTech)は、ドイツ・ミュンヘンにSAP Business AIのイノベーションラボを開設しました。このラボの目的は、クライアントが業界アプリケーションを研究し、AIプログラムを展開・拡大できる環境を提供することです。具体的には、HCLTechのAI専門知識とSAPの技術を駆使し、クライアントがより迅速にデジタルトランスフォーメーションを進められるよう支援します。
HCLTechのAIおよびクラウドネイティブラボネットワークの一部として、このイノベーションラボは、HCLTech AI ForceプラットフォームやSAP AI Coreインフラを活用し、高度なエージェントAIベースのソリューションを共に開発していく予定です。
主要なインパクト
この新たなラボによって、以下のような主なインパクトが期待されています:
1.
バリューストリームの変革
RISE with SAPを導入することで、業界のバリューチェーンが一新され、生成AIを搭載した製品、ツール、フレームワークを活用して新たな価値を創出します。
2.
サービス変革
HCLTechの革新性を活かしたデリバリーフレームワークが、SAPソリューションのソフトウェア開発を向上させ、顧客のニーズに的確に応えます。
3.
クラウドネイティブへの変革
生成AIによって強化された機能が、お客様のクラウド運用を最適化し、効率的なビジネス運営を支援します。
HCLTechのグローバル最高技術責任者であるVijay Guntur氏は、新たなラボがHCLTechとSAPの締密なパートナーシップを示すものであり、AIを活用することで顧客に優れた価値を提供することを目指していると述べています。そして、SAP SEのエグゼクティブ、Thomas Saueressig氏も、AIが産業界に与える影響力について語り、ラボの設立がクライアントがこの変革のスピードに遅れをとらないよう支援することを強調しました。
HCLTechのグローバルネットワーク
HCLTechは、英国、米国、シンガポール、インドなどにもAI & Cloud Nativeラボを展開しており、グローバルにAI Force、Enterprise AI Foundry、AI Engineeringなどの機能を提供しています。これにより、さまざまな業種の企業に向けてAIおよび生成AIの活用をすすめ、ビジネスの可能性を広げるサービスを展開しています。
詳細については、
HCLTech公式サイトをご覧ください。また、HCLTech Japanの最新情報は
LinkedInにてご確認いただけます。
本記事は、HCLTechが2024年12月18日に発表したプレスリリースに基づいて作成されています。詳しい情報はこちらをご覧ください。