YAMAPと新潟県、遭難対策強化
2024-07-12 17:09:20

新潟県とYAMAP、遭難ゼロへ!登山届提出の簡素化と捜索隊員の安全確保で連携強化

新潟県とYAMAP、遭難ゼロを目指し連携強化!登山届提出の簡素化と捜索隊員の安全確保で新たな取り組み



近年、新潟県内での山岳遭難事故は増加傾向にあり、その対策が急務となっています。この課題解決に向け、登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップは、新潟県と「遭難ZERO協定」を締結しました。

協定では、YAMAPアプリを活用した登山届提出の簡素化と、捜索隊員の安全確保を目的とした「捜索隊員トラッキングシステム」の導入が盛り込まれています。

登山届提出の簡素化で遭難対策強化



これまで、登山者は登山前に計画書を作成し、登山口に設置された登山届ポストに提出する必要がありました。しかし、YAMAPアプリでは、事前にコースタイムを自動計算し、無理のない登山計画を作成することが可能です。さらに、アプリ上で「登山計画を提出する」ボタンを押すだけで、計画書を家族や緊急連絡先に共有でき、同時に新潟県にも提出できるようになりました。

この機能により、登山者は計画書を別途作成する手間が省け、利便性が向上します。一方、新潟県は登山届の提出率が大幅に向上することが見込まれ、遭難発生時の迅速な救助活動に役立つことが期待されています。

捜索隊員の安全確保に貢献する「捜索隊員トラッキングシステム」



山岳遭難事故は、険しい地形や悪天候などの要因で、救助隊員も二次災害の危険にさらされることがあります。そこで、YAMAPは「捜索隊員トラッキングシステム」を導入しました。このシステムは、捜索隊員の現在位置を捜索本部が一元管理できる仕組みで、隊員の安全確保に役立ちます。

例えば、システム上で「登山ルートから外れ、一定時間動いていない隊員」が確認された場合、捜索本部は近くの隊員に救助に向かうよう指示を出すことができます。このように、隊員の動きを可視化することで、二次災害のリスクを軽減し、安全な捜索活動の実施を支援します。

遭難ZEROプロジェクトの取り組み



ヤマップは、2022年3月に「遭難ZEROプロジェクト」を始動し、山岳遭難事故の撲滅を目指しています。このプロジェクトでは、消防機関との連携による遭難者の位置情報共有、捜索現場で役立つ機能の提供、遭難事故防止に関する啓発活動などを実施しています。

今回の新潟県との協定締結は、遭難ZEROプロジェクトの取り組みをさらに拡大するもので、山岳遭難事故の減少に大きく貢献すると期待されます。

YAMAPについて



YAMAPは、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPS機能で現在地と登山ルートを確認できる、安全で便利な登山アプリです。登山記録の管理、山の情報収集、登山仲間との交流など、多様な機能を提供しており、日本最大級の登山・アウトドアプラットフォームとして、多くの登山愛好家に利用されています。

YAMAPは、今後も機能開発・拡充を進め、山・自然を安全に楽しめる環境づくりに貢献していきます。


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