2024年11月、豊中市は沖縄市との兄弟都市提携50周年を迎えます。この重要な節目を祝うため、企画展「沖縄市の沖縄戦~戦さ世の少年少女たち~」が開催されることが決まりました。
この展覧会では、沖縄市戦後文化資料展示館「ヒストリート」から借り受けたパネルを使用し、沖縄戦の時代における少年少女たちの生活を振り返ります。特に、竹やり訓練や陣地構築、学童疎開、さらには収容所での軍作業といった体験に焦点を当て、当時の子どもたちが直面した厳しい現実とその中での成長を描きます。
展示会は、戦争という歴史の中で忘れられがちな若者たちの視点を提供し、平和について深く考える機会を提供します。来場者は、戦争がどのようにその時代の少年少女たちの生活を変えたのか、それにより僕たちが何を学ぶべきなのかを再認識できるでしょう。
共催として沖縄市の協力を受け、豊中市内の人権平和センター豊中にて、2024年9月9日から11月30日までの期間中、毎日午前9時から午後5時まで入場料無料で開催されます。ただし、日曜日と祝日は休館となるため、訪れる際はご注意ください。
この企画展は、両市の友好な関係を未来へと繋ぎ、次世代の学びや相互理解を深めるものでもあります。また、豊中市の公式ウェブサイトでは、企画の詳細や兄弟都市提携の背景についてもご覧いただけます。地域の歴史や文化に触れることで、参加者が平和の大切さを改めて感じるきっかけとなることを心から願っています。
この機会を通じて、多くの方々が沖縄戦を生きた若者たちの物語に触れ、そして自らの社会のあり方を見つめ直すことができるでしょう。豊中市と沖縄市の友好の歴史を感じるこの特別な企画展に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。