note株式会社が株主優待制度を導入
note株式会社がついに株主優待制度を取り入れることを発表しました。この取り組みは、長年のご支援に感謝する意味を込めたものです。優待品として選ばれたのは、noteにおける有料記事の購入に利用可能な「noteポイント」。これにより株主は、noteのプラットフォームを実際に体験でき、事業理解を深めると同時に、クリエイターの支援も行える仕組みとなっています。こうした好循環は、企業価値の向上にも寄与することが期待されています。
優待制度導入の背景
2022年12月に上場したnote株式会社は、資本業務提携を結んだGoogleへの期待から、多くの株主から支援を受けてきました。株主数は半年で約7,000名から13,000名を超えるまでに増加しました。また、2024年1月からの新しいNISA制度導入も影響し、個人投資家の増加が見込まれています。株主からの優待への期待は非常に高く、この背景を受けて、以下の目的を持って株主優待制度を導入しました。
1.
事業理解の促進とクリエイター支援
noteポイントを利用した有料記事の購入を通じて、重要なサービスの魅力を伝え、クリエイターの活動を直接支援します。
2.
中長期保有の促進
1年以上の株式保有が条件となり、長期的に支えてくれる株主との関係を強化します。
3.
幅広い株主への還元
100株以上の保有株数から優待を受けられ、多くの株主にこの恩恵を行き渡らせることができるのです。
株主優待制度の詳細
対象株主
毎年11月30日の株主名簿に記載されている100株以上保有の株主で、1年以上の継続保有の条件を満たしている方が対象となります。
優待内容
基準日現在の保有株数に応じ、noteで利用できる「noteポイント」を贈呈します。具体的な内容は以下のようになります:
- - 100株以上200株未満:3,000ポイント(相当額3,000円)
- - 200株以上:6,000ポイント(相当額6,000円)
贈呈時期と方法
株主総会の招集通知と共に優待の案内を送付します。
開始時期
2025年11月30日時点の株主が対象。最初の優待を受けるには、2024年と2025年の株主名簿に同一株主番号での継続保有が必要です。
noteポイント優待に込めた想い
noteポイントを優待品に選んだ理由は、株主の皆さんに実際にnoteを使ってもらうことで、事業への理解を深めてほしいからです。多くの投資家の声に耳を傾け、有料コンテンツに触れてもらうきっかけを提供します。
noteポイントで有料記事を購入することは、クリエイターへの直接的な応援にもつながります。このシステムは、noteらしいエコシステムの一環と考えています。
株主との対話方針
優待制度の導入に限らず、株主との対話に重きを置いています。当社が運営している「IR noteマガジン」を通じて、さまざまな情報を発信し、投資家にとっての理解を助ける努力を継続します。また、「株主ミーティング」を通しては、事業戦略についても意見交換を大切にしています。次回のミーティングは2026年2月28日に予定されています。
noteのビジョン
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションを掲げて、クリエイター支援を行っています。多様な表現が共存するプラットフォームを提供し、6580万件以上の作品が生まれる場を創出しています。今後も株主還元の拡充を視野に入れつつ、持続可能なビジネスの成長を目指し邁進します。