高野光正コレクション展
2024-06-26 16:38:14

明治の風景が蘇る!高野光正コレクション「発見された日本の風景」展が横浜高島屋で開催

明治の風景が蘇る!高野光正コレクション「発見された日本の風景」展が横浜高島屋で開催



横浜高島屋では、2024年7月31日(水)から8月19日(月)まで、横浜高島屋開店65周年記念として「高野光正コレクション 発見された日本の風景」展を開催いたします。

本展では、実業家・高野光正氏が長年かけて海外から収集した、明治時代の貴重な日本画コレクションを展示いたします。

# 明治の日本を、西洋人画家の視点で



明治時代は、西洋文化が日本に本格的に導入された時代であり、多くの西洋人画家が日本を訪れ、日本の風景や人々の暮らしを描きました。

本展では、これらの西洋人画家たちが描いた作品に加え、西洋画を学んだ日本人画家たちが、西洋の技法を用いて描いた日本の風景画も展示されます。

これらの作品を通して、当時の日本人が西洋文化を受け入れ、新しい文化を創造していく過程を垣間見ることができます。

# 注目すべきは、横浜ゆかりの画家や風景



本展では、横浜ゆかりの深い画家たちの作品も多数展示されます。

たとえば、横浜で土産物の水彩画を描いていた笠木治郎吉は、これまでほとんど知られていませんでしたが、本コレクションが公開されると強烈な個性が話題となりました。

また、横浜の外国商館で輸出用の絵画を制作していた渡辺豊洲は、海外の美術雑誌や泰西名画集をもとに西洋絵画を幅広く研究していました。見なれた日本の風景を、洋画として見事に表現しています。

さらに、高野光正コレクションとして初公開となる貴重な作品も展示されます。

横浜高島屋開店65周年を記念した特別企画として、横浜の風景や画家たちにスポットを当てた展示は必見です。

# 作品を通して、明治の日本へタイムトリップ



本展では、明治時代の日本を舞台にした風景画、人物画、そして花をテーマにした作品など、多様な作品が展示されます。

当時の人々の暮らしや風景を、これらの作品を通して体感することで、まるで明治時代にタイムトリップしたような感覚を味わえます。

# コレクションの裏側も垣間見れる



高野光正氏は、ニューヨークのクリスティーズで鹿子木孟郎の「上野不忍池」を落札したことをきっかけに、日本人作家の情報を現地の知人から入手しつつ作品を蒐集。アメリカで該当作品が少なくなると舞台を英国に移して蒐集を続けました。現在約700点にのぼるコレクションは、ほぼ全てロンドンまたはアメリカで入手し日本への里帰りを果たした作品です。

本展では、高野光正氏の情熱と、これらの作品が日本に里帰りするまでのストーリーも紹介されます。

# 明治の日本を再発見する機会に



本展は、明治時代の貴重な日本画コレクションを通して、当時の日本の文化や風景を再発見できる貴重な機会です。

ぜひ、横浜高島屋で開催される「高野光正コレクション 発見された日本の風景」展に足を運んでみてください。

明治の日本への旅へ誘う、高野光正コレクション展



横浜高島屋で開催されている「高野光正コレクション 発見された日本の風景」展は、明治時代の日本を、西洋人画家の視点と、西洋画を学んだ日本人画家の視点、そして高野光正氏の情熱という三つの要素で彩られた、魅力的な展覧会でした。

展示されている作品の一つひとつに、当時の日本の風景や人々の暮らし、そして文化が生き生きと描かれており、まるでタイムマシンに乗って明治時代に旅をしたような感覚に陥りました。

特に印象深かったのは、横浜ゆかりの画家、笠木治郎吉の作品です。

これまでほとんど知られていなかった画家ですが、その作品からは、濃厚な色彩と緻密な描写、そしてドラマティックな表現が感じられ、独特の世界観に引き込まれました。

また、高野光正氏が長年かけて海外から収集した作品の数々は、単なる絵画ではなく、日本の歴史と文化を語る貴重な資料であると感じました。

これらの作品が、海外で長年眠っていたことを考えると、高野光正氏の情熱と行動力に改めて感心しました。

本展は、単に絵画を見るだけでなく、明治時代の日本という時代背景や、西洋文化と日本文化の融合、そして高野光正氏の情熱といった様々な要素を複合的に感じ取ることができる、非常に興味深い展覧会でした。

明治時代の日本に興味がある方はもちろん、そうでない方も、ぜひ足を運んでみてください。きっと新しい発見があるはずです。

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