株式会社地主が2025年12月期第1四半期決算を発表しました。その内容を詳しく見ていきましょう。
業績ハイライト
2025年12月期の第1四半期は、売上高が30,529百万円に達しました。これは前期比で799百万円の増加を示していますが、営業利益は2,948百万円に留まり、同期間で1,178百万円の減少となりました。また、当期純利益は1,809百万円と、前期比で948百万円の減少を記録しました。この増収減益の背景には、売却案件が増加したものの、利幅の小さい案件が含まれていたことが影響しています。
今期の展望として、当社は主に下期に利益を計上する計画であり、当期純利益61億円の達成に向けた進捗は順調に進んでいるとのことです。
貸借対照表の状況
販売用不動産の残高は59,322百万円となり、前年末から11,348百万円減少しました。しかし、依然として良好な水準を維持しています。この状況は、地主リートなどへの案件売却が影響しており、企業の財務体質は健全と考えられます。
事業の進捗
第1四半期では、仕入(契約ベース)に関しては10件・12,900百万円でした。これは前期比で14件・2,100百万円の減少を示していますが、土地のオフバランス提案による仕入は着実に増加しており、約50%がこの提案を通じたものとなっています。
土地のオフバランスは、テナントが物件を保持しつつ資金調達を行う手段であり、双方で調達した資金は成長投資に充てられる予定です。また、テナント業種の多様化、事業エリアの拡大、土地のオフバランス提案を通じた成長戦略は今後の大きな鍵となります。
当期の仕入目標は700億円以上を掲げており、さらなる成長が期待されています。
まとめ
株式会社地主の2025年12月期第1四半期決算は、売上高が増加したものの利益面では厳しい結果となりました。今後は下期に利益を重視し、成長を図るための様々な戦略を推進していく計画です。仕入の増加やテナントとの連携強化により、さらなる業績向上を目指す姿勢が伺えました。
詳細な決算報告については、当社の
決算説明資料で確認できます。