株式会社リンクアンドモチベーション、Chorus Call Asiaを完全子会社化し新たな展開へ

株式会社リンクアンドモチベーション、Chorus Call Asiaを完全子会社化

株式会社リンクアンドモチベーションは、東京都千代田区に本社を構え、エンタープライズ向けのコミュニケーションクラウドサービスを展開するChorus Call Asia（CCA）を完全子会社化する契約を締結したことを発表しました。これにより、企業の人的資本経営を支援する組織開発Divisionのコンサルティングやクラウド事業はさらに強化される見込みです。

Chorus Call Asiaの事業概要

CCAは、米国のChorus Call Inc.と日立ハイテクの合弁により2013年に設立され、日本国内を中心にアジア地域でサービスを展開しています。主な提供サービスは、ビデオ会議や音声会議を可能にするコミュニケーション・クラウドサービスと、企業のIR（インターネット・リアルタイム）やSR（シェアホルダー）支援を行う事業です。

特にIR/SR事業では、決算説明会や株主総会のライブ配信、オンデマンド配信といった多様なサービスを一貫提供。これにより、上場企業の情報発信力強化に寄与しています。

株式取得の背景

今回の株式取得は、市場シェアのさらなる強化を目指すものです。株式会社リンクアンドモチベーションは、2025年4月に中小型の国内上場企業に特化したジャパンストラテジックファイナンスをグループに加え、顧客基盤の拡張を図っています。CCAはJPX400に採用されている大手企業群を対象に高いシェアを持つため、両者の顧客基盤を共有し、クロスセルやシナジーを創出することが期待されているのです。

これにより、IR説明会企画運営サービスにおける市場シェアの拡大が見込まれており、企業のニーズに応える新たなソリューションを提供することが可能となります。

今後の展望

株式会社リンクアンドモチベーションは、人的資本経営の実践を支援することを重視する中で、特にIR支援事業への注力が続くでしょう。Chorus Call Asiaの資産と能力を活かし、これからも多くの企業とのパートナーシップを推進し、業界での地位を確立していく方針です。

IR支援、特に中小企業へのアプローチは今後ますます重要になっていくと見られ、株式会社リンクアンドモチベーションのさらなる成長が期待されています。通じて、顧客への価値提供を拡大し、持続可能なビジネスモデルの確立を目指します。

会社概要

- Chorus Call Asia株式会社

- 代表取締役社長：近藤忠雄
- 本社所在地：東京都千代田区一番町8
- 設立日：2013年4月1日
- 事業内容：ビデオ・音声会議、IR/SR支援サービス

- 株式会社リンクアンドモチベーション

- 代表取締役会長：小笹芳央
- 資本金：13億8,061万円
- 証券コード：2170
- 本社所在地：東京都中央区銀座4-12-15歌舞伎座タワー15階
- 創業日：2000年4月
- 事業内容：組織開発、IR支援、キャリアスクール事業など

このような背景と取り組みが、今後の企業間の信頼関係を深め、さらに進化する資本環境を形成していくことでしょう。今後の動向から目が離せません。