AIに耳を与えるAIアシスタント「StandBy」がクラウドファンディングを開始
AI-zen株式会社が手がける常時起動型AIアシスタント「StandBy」は、今月CAMPFIREにてクラウドファンディングをスタートしました。このプロジェクトは、音声解析技術を利用し、ユーザーのライフログや文字起こしを蓄積することで、ユーザーの生活をより便利にサポートすることを目指しています。
StandByとは?
StandByは、24時間365日、音声を常時解析し、ユーザーの活動を記録することで、事前に設定したウェイクワードやプロンプトなしでタスクを実行する新しいタイプのAIアシスタントです。これにより、ユーザーはAIによるサポートをより直感的かつ自然に受けることができるのです。
開発経緯
2025年5月に開発が始まり、約1ヶ月でα版が完成。現在は月額7,000円の運用コストで24時間の連続稼働を実現しています。これに対し、他のAIシステムでは高いコストがかかるため、そのコスト効率は驚異的と言えるでしょう。
例えば、ChatGPTの音声対話モードでは1時間約2,700円、非同期処理AIエージェントのDevinは月額8万円かかるのです。このように、StandByは合理的な価格設定で多くのユーザーへの普及が期待されています。
テスターの反応
現在、エンジニアや研究者など数名のテスターがStandByの機能を試用しています。この段階でのフィードバックを基に、さらなる品質向上を図っていく予定です。
デバイス開発
StandByに専用のデバイス「StandBy 0」が開発中です。サイズは20×40mmで、特別な設計が施されています。このデバイスの開発は、2024年のロボコン全国大会を制したチームが担当しており、その完成が待たれます。
今後の展望
StandByは今後、視覚認識機能の追加を計画しています。PCやスマートグラスにカメラを連携させることで、音声に加えて視覚情報も処理できるようになります。また、APIエコシステムの構築を通じて、他アプリとの連携を深め、StandByの記憶を多様なアプリで活用できるようにする予定です。
さらに、最終的にはファッションに干渉しない非侵襲型デバイスとして、スマートコンタクトレンズや口腔内デバイスを開発。こうした未来のテクノロジーにより、手や声を使わずにコンピュータとインタラクションできる新しいHCI(人間とコンピュータのインタラクション)を実現しようとしています。
クラウドファンディングの詳細
今回のクラウドファンディングは2025年7月31日から8月15日まで行われます。主なリターンには、iOSアプリのβ版テスター招待や、Android版の開発総選挙、事業計画書の提供が含まれています。
AI-zen株式会社は、その先進的な技術とビジョンで、これからのAIの未来を切り開いていくでしょう。興味のある方は、ぜひCAMPFIREのプロジェクトページをチェックしてみてください。
詳細は
AI-zen株式会社の公式サイトもご覧ください。