岡山大学が開く未来の技術教育
岡山市にある岡山大学は、地域社会との連携を深めるため、次世代技術を学ぶプログラムを展開しています。最新のデジタル技術を駆使した教育の一環として、岡山県立岡山芳泉高等学校で「DXハイスクール支援プログラム」が行われ、その一部として3Dプリンタ応用講座が開催されました。
3Dプリンタ講座の概要
講座には、大学院環境生命自然科学研究科の清水優椰さんが代表を務める「MOSAdemy」が関与しました。この講座は、これまでの基礎編を踏まえた応用編となっており、参加生徒たちは、実際のプロジェクトを通じて3D CADソフト「Autodesk Fusion」を使用する方法や、強度実験、データ解析について学びました。
6月に基本的な設計スキルを学習した生徒たちが、ここではより実践的な内容に挑戦しました。特に、橋の模型を製作し、その強度検証を行うという実験が大きな目玉でした。生徒たちは自分たちが設計した模型に対して荷重をかけるという予備実験を実施し、実際にいかにして構造の強さが決まるのかを体感しました。
実験から学ぶ実践的な知識
生徒たちによる橋の模型の強度実験では、3Dプリンタがどのように造形方向や内部構造の異なる物体を作れるかがポイントとなり、その結果、強度にどのように影響が出るかを真剣に考察する良い機会となりました。さらに、データ率の高い結果をもとに、車両重量や荷重の影響を分析し、どの部分が最も弱点になりやすいかを評価しました。
参加した高校生たちは、デジタル技術の活用が、アイデアを迅速に形にする助けであることを実感し、自分たちの持つ可能性を広げる手助けとなったと述べています。「自分が設計した橋がどう崩れるかを知ることで、データが命じる重要性を認識しました」と一人の生徒が語ったように、実体験を通じた学びは貴重です。
探究心を育む機会
最後に、参加者全員が実験データをまとめ、分析し、その結果をプレゼンテーションにて発表しました。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実践的な手法や、どうやって実験結果をデジタル環境で再現可能かを体験しました。
講座に参加した生徒からは、「試作品を通じてより良いアイデアを形にする方法が分かった」「デジタル技術を用いれば、実際の製作におけるコストや時間を大幅に削減できることがわかった」との声が寄せられています。
今後の展望
岡山大学では、今後も地域の高校と連携し、3Dプリントやデータサイエンスなど、様々なデジタル技術に関するプログラムを展開していく予定です。地域の若者たちがこれらの先進技術を通じて、将来的に地域社会や産業に貢献できるよう、岡山大学は一丸となって支援を行っています。
興味のある高等学校の教員の方々も、ぜひとも岡山大学のプログラムについてお問い合わせいただき、新しい時代の教育機会を一緒に探求することを期待しています。
岡山大学は、地域社会とともに成長し続ける教育機関として、今後も発展を続けていきます。