東洋エンジニアリング株式会社(以下、TOYO)は、インド国営電力公社NTPC Limited(以下NTPC社)と、インド南部におけるグリーン水素とバイオジェニックCO2を活用したe-メタノールの製造・事業性に関する共同検討を開始することを発表しました。
この取り組みは、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたもので、約1年間の調査期間を経て、e-メタノールの製造から日本への輸出、そして船舶燃料や低炭素合成燃料の原料としての利用までを見据えたバリューチェーン構築の可能性を探ります。
TOYOが保有するライセンス技術「g-Methanol®」を用いて製造されるe-メタノールは、再生可能エネルギー由来の水素とバイオマス由来の二酸化炭素を原料とし、環境負荷の低い持続可能な燃料として注目されています。日本におけるオフテイク候補企業にはENEOS株式会社が名を連ねています。
TOYOは、2021年10月にNTPC社向けに一日あたり生産量10トンのg-Methanol®実証プラントのライセンス契約を受注しており、今回の共同検討は、両社の良好な関係をさらに発展させることを目的としています。
TOYOは、化学・エネルギー分野での豊富な技術力と経験を生かし、クリーンエネルギーの持続可能な共有と循環型社会の構築に貢献していくことを目指しています。