佐野市で始まる新たなSDGs体験!里山スクールの挑戦
佐野市の多田町に、奥佐野農泊推進協議会が主催する「多田 里山スクール」が開校します。これは、持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶための新たな体験の場です。参加者は、自分自身の視点からSDGsについて理解を深め、自らの「解」を見出す機会を得ることができます。
このスクールの設立にあたっては、田中浩唯氏が代表を務めるNPO法人エコロジーオンラインが連携し、地域の環境保護や森林管理についての取り組みを行ってきました。徳を重んじる地域社会のリーダーたちと協力し、里山再生事業では土壌環境の観察や小規模な自伐林業を実践。さらに、生物多様性の保全や共有財産としてのコモンの再生をテーマに、新たなプロジェクトを展開しています。
昨年度は、坂田昌子先生から山の地形や特性についての教示を受け、生態系に富む里山の再生に向け、伝統的な手法による沢の手入れに取り組みました。今年度は、さらに幅広い知識の習得を目指して、DIY、有機農業や野草に関する専門家を招き、ワークショップを開催します。これらのワークショップでは、座学だけでなく、実際に体験しながら学ぶ機会を提供します。
スクールのキーワードは、「未来を造るのは私たち自身」です。実際の課題に直面し、解決策を模索する当事者が未来の研究者として育つことを目的としています。東京大学での「当事者研究」の手法を取り入れ、確かな道筋を築く努力を重ねます。
一部のカリキュラムでは、奥佐野で農泊業に取り組む「古民家スペース美波.」の協力により、宿泊も提供します。遠方から参加される方も、安心してどうぞ。
このプログラムの詳細やカリキュラムの一覧は、奥佐野農泊協議会の公式ウェブサイトで確認できます。
奥佐野農泊推進協議会とは
自然豊かな奥佐野に宿泊し、地元食材を活用した料理を楽しむとともに、里山での体験を通じて、地域の自然や文化の維持・改善を目指しています。この活動は、令和6年度農山漁村振興交付金の支援を受けて行われています。
奥佐野農泊推進協議会の公式サイト
奥佐野農泊協議会HP