新SIL-HILシミュレーション
2026-06-18 10:50:18

dSPACEの新SIL-HIL協調シミュレーションが開発現場を変革

dSPACEの新しいSIL-HIL協調シミュレーション



自動車産業の進化と共に、効率的な開発プロセスが求められる中、dSPACEは最新のSIL-HIL協調シミュレーションを発表しました。このシミュレーションは、これまでの概念を一新するもので、SIL(Software-in-the-Loop)とHIL(Hardware-in-the-Loop)環境を融合させたことが特長です。

この協調シミュレーションを利用することで、これまで待たざるをえなかったハードウェアの完成を待つことなく、開発が行えるようになります。例えば、必要なコンポーネントが手に入った段階で、その部分に特化したテストが可能となり、全体の開発スピードが向上します。これにより、より迅速なイテレーションが可能となり、プロジェクト全体の時間を大幅に短縮することが期待されます。

新しいシミュレーションのコアには、dSPACEのVEOSとSCALEXIOがあり、これらを接続する際にはHybrid Simulation Integrated Layer(HSIL)が活用されます。HSILは、SIL環境とHIL環境の間をシームレスに繋ぎ、これにより一貫性のあるテストが実施できます。このスタイルの開発は、特にADAS(高度運転支援システム)のような複雑なシステムにおいて、従来の手法よりも高い柔軟性をもたらします。

実際の活用事例



dSPACEのSIL-HIL協調シミュレーションは既に実際のプロジェクトで成功を収めています。具体的には、ADAS制御ユニットにおいて、高性能コンピュータを使用し、HIL環境で環境シミュレーションを行い、さらには他の制御ユニットをSILとして接続する協調シミュレーションが行われました。このプロジェクトでは、さまざまなシナリオに対するテストが可能となり、開発者は繰り返しテストを行いながら、システムの安定性を確保することができました。

一方、インフォテインメントシステムの開発においても、このシミュレーションが役立っています。デバイス自身がHIL接続されているため、他のコンポーネントと同時に相互作用しながら評価することが可能で、システム全体の評価精度が飛躍的に向上しました。

今後の展望



dSPACEのビジネスフィールドマネージャーであるバーバラ・ケンプケス氏は、「SIL-HIL協調シミュレーションにより、自動車分野におけるテストの柔軟性に新たな基準を設定し、OEMおよびサプライヤの開発プロセスの効率化を支援します」と語っています。このモデルが普及すれば、各企業はより迅速に市販車を市場に投入することができ、消費者にとってもより良い製品が提供されることでしょう。

dSPACEは、ドイツのパーダーボルンに本社を置き、世界中で多数の子会社を展開しています。その豊富な知識と経験を活かし、これからも自動車業界の革新に寄与し続けることを目指しています。今後も、より高性能なシミュレーションツールの開発に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
dSPACE Japan株式会社
住所
東京都品川区北品川4-7-35御殿山トラストタワー10F
電話番号
03-5798-5460

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