元株式会社ゆうちょ銀行取締役兼代表執行役社長の池田憲人氏が、サイバーセキュリティ企業の株式会社クワッドマイナージャパンの顧問に就任したことが明らかになった。
池田氏は、1970年に横浜銀行に入社後、同社の取締役や代表取締役を歴任。その後、経営破綻した足利銀行の頭取に就任し、再建に尽力した。2016年にはゆうちょ銀行の代表執行役社長に就任し、資産運用の強化や地域金融機関との連携・協業を推進。地域社会の課題解決に貢献する「Σビジネス」などの新規事業にも取り組み、事業の多角化を進めた。
株式会社クワッドマイナージャパンは、韓国軍や政府機関など重要組織・施設をはじめ、グローバル市場において多くの金融機関やエンタープライズのお客様に対して、セキュリティソリューションであるNDR(Network Detection and Response)製品を提供している。同社は、2021年に日本法人を設立し、日本での活動を拡大している。
今回の池田氏の顧問就任は、同氏の金融業界における豊富な経験と知見を生かし、クワッドマイナージャパンの経営基盤強化、事業推進を図ることを目的としている。池田氏の助言を得ることで、同社は金融業界をはじめとした日本社会に対して、より安心・安全な情報セキュリティの実現を目指していくという。
クワッドマイナージャパンは、今後もより安全で信頼できるネットワーク環境構築を推進していくことを目指している。