フクシマガリレイ、食品ロスゼロへの挑戦
フクシマガリレイ株式会社は、2024年12月2日より発足した「食品ロスゼロテクノロジー協議会」に参画し、食品ロス削減に向けた取り組みを開始しました。この協議会には約30社が集まり、最新のテクノロジーを駆使して食品ロスをゼロにするための活動が展開されます。
協議会の目的と背景
現在、世界で毎年11億トンもの食品が廃棄されており、日本国内でも令和4年には427万トンの食品が無駄になっていました。食品ロス問題は深刻な社会問題となっており、各企業の努力だけでは十分な解決には至りません。そこで「食品ロスゼロテクノロジー協議会」が設立され、環境問題の改善、国民の健康、そして財政負担の軽減を図るための具体的な取り組みが提案されています。
具体的な取り組み内容
協議会では、以下のポイントに基づいて食品ロス削減の施策が進められます。
1.
高い目標水準の設定
食品ロス“ゼロ”を目指す明確な数値目標を設定し、2030年の目標を更新。また、進捗状況を広く開示し、透明性を確保します。
2.
制度整備の推進
大規模な店舗での食品廃棄を禁止し、寄付を義務付ける法律の整備と、寄付額の一部を税控除の対象とする制度を提案します。
3.
大阪万博での特別な取り組み
大阪・関西万博を利用し、食品ロスゼロの実現に向けたプロモーションやロスゼロテクノロジーの積極的な導入を図ります。
4.
技術支援の強化
真空保存技術や流通管理、フードシェアリングプラットフォームの普及を通じて、革新的なサービスの導入を推進します。
フクシマガリレイの役割
フクシマガリレイは、食品ロス削減のためのロスゼロテクノロジー事業者として協議会に参画しており、設立会見では自社開発したブラストチラー及びショックフリーザー(100Vタイプ)を披露しました。この技術は、冷却プロセスを短縮し、食品の鮮度と品質を保ちながら廃棄を減少させることが可能です。
参加企業について
この協議会には、スタートアップ企業から大手企業までの約30社が参画しており、ロスゼロテクノロジーに精通した多様な企業が集まっています。幹事企業の株式会社インターホールディングスをはじめ、飲食業、物流業、小売・EC業など、各業界の企業が協力し合い、効果的な施策を試みています。
今後の展望
フクシマガリレイは、この協議会を通じて食品ロスを減少させるための具体的な施策を推進し、食の未来に貢献できるよう努めてまいります。持続可能な社会を目指し、食品ロス削減に向けた挑戦を続ける姿勢が多くの企業にも広がることを期待しています。これからの取り組みにも注目が集まります。
会社概要
- - 代表者: 福島 豪
- - 本社所在地: 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18
- - 設立年: 1951年12月
- - 資本金: 27億6千万円
- - 売上高: 連結1,158億円(2024年3月期)
- - 事業内容: 業務用冷凍冷蔵庫、冷凍冷蔵ショーケース等の製造・販売・メンテナンス
- - URL: フクシマガリレイ公式サイト