珠洲市とNTTドコモの連携
2025-11-27 15:26:53
珠洲市とNTTドコモが手を結び復興に向けた新たな一歩を踏み出す
なぜNTTドコモと珠洲市が手を組むのか
2025年11月27日、NTTドコモビジネスと株式会社NTTドコモ北陸支社、さらには珠洲市との間で連携協定が結ばれました。この協定は、令和6年に発生した能登半島地震及び奥能登豪雨からの復興を目的とし、特に創造的復興を進めるための重要な一歩となります。
背景にある重要な課題
令和6年には、能登半島に大きな自然災害が襲い、多くの住民や地域経済に深刻な影響を与えました。残念ながら、現在でも復旧作業は遅れが見られ、道路や建物の倒壊した光景は手つかずの状態で残っています。これに対し、珠洲市は新たな復興の方法を模索し、デジタル技術の活用を通じて元の豊かな生活へ戻ることを目指しています。
NTTドコモの支援活動
NTTドコモビジネスは、地震発生直後から地域支援に注力し、避難所への「Starlink」の導入や、自治体への衛星電話の提供を行ってきました。また、応急仮設住宅にはデジタルサイネージを設置し、住民への確実な情報伝達を実現してきました。これに加え、仮設住宅集会所での通信相談会など、地域に寄り添った支援活動を展開しています。
新たな取り組み:デジタル防災教室
さらに、ドコモは自治体の公式SNS設定をサポートするデジタル防災教室を開くなど、地域の防災力を高めるための様々な活動を行っています。また、ドコモショップへの非常用物品の配備などを通して、防災拠点としての位置づけを強化しています。
協定の具体的な内容
この連携協定のもと、以下の項目が推進されます:
1. DXの推進 - 通信基盤の整備を通じ、生活の質を向上させる。
2. 防災DXの推進 - 効率的な防災オペレーションの整備。
3. 通信基盤の強靭化 - 様々な状況を想定した通信手段の確保。
4. スマート生活の実現 - デジタル技術を使った生活環境の整備。
これにより、地域の住民はデジタル技術を日常生活に取り入れやすくなり、効率的な情報共有が可能となるでしょう。
未来への展望
協定締結後には、NTTドコモと珠洲市の双方が持つ知見とリソースを駆使し、具体的な取り組みの実施を進めていきます。特に地域住民との対話を重視した支援活動が展開され、地域に根ざした「創造的復興」に大きく貢献することが期待されています。
最後に、締結式には珠洲市長の泉谷満寿裕氏とNTTドコモビジネス北陸支社長の川野一成氏、及びドコモ北陸支社長の出井京子氏が出席し、復興に向けた共同の意思を示しました。今後の取り組みが地域住民にとってどれほど有意義なものになるのか、注視していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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NTTドコモビジネス株式会社 株式会社NTTドコモ北陸支社
- 住所
- 電話番号
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