群馬の飲料メーカーが「森の中に佇む小屋」をテーマに新拠点を開設

群馬発の飲料メーカー、ハルナビバレッジが新拠点を開設

群馬県高崎市に本社を構えるハルナビバレッジ株式会社が、自然との調和をテーマにした新たな拠点『ハルナイノベーションセンター』を開設しました。この施設は、榛名山の美しい山並みをイメージしたデザインで、研究開発オフィスやギャラリーを備えており、訪れる人々に独特な体験を提供します。

この施設の特徴は、そのユニークなデザインです。「森の中に佇む小屋」をイメージし、自然との調和を大切にした温もりのある建築が施されています。このアイデアは、デザイナーの佐藤尚巳氏を中心に生み出され、榛名山周辺の自然や景観からインスパイアを受けています。デザインだけでなく、社内外の交流を魅力的にする試みも施されています。

受賞の背景

今回のハルナイノベーションセンターは、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。審査委員たちからは、工業団地に立地しながらも温かみのあるデザインが評価され、自然を感じさせる解放的な空間によって研究や交流が促進されることが指摘されました。

この受賞を契機に、ハルナビバレッジは地域の飲料産業のイノベーションを進め、企業価値のさらなる向上を目指しています。地域に根付いた企業として、製品だけでなく、社会貢献にも力を入れている姿勢が見て取れます。

ギャラリーと体験の場

ハルナイノベーションセンターには、一般来場者も楽しめるギャラリーが併設されており、飲料の制作過程や新たな商品開発の体験を通じて、来場者が深く製品を理解できる機会を提供しています。特に、「かんがえる」「つくる」「てにとる」ゾーンでは、訪れる人々が飲料の世界に没入し、オリジナルラベルの作成体験を楽しむことができます。

さらに、カフェスペースでは、ハルナビバレッジが提供する30種類以上の飲料の試飲を楽しむことができるため、訪問者はお気に入りの飲料を見つけながら、くつろぎのひと時を過ごすことができます。

展示会について

ハルナイノベーションセンターは、「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」にも参加します。11月には東京・六本木で開催予定のこのイベントでは、受賞作の展示が行われ、訪れた人々に魅力を伝える機会となります。この展示を通じて、ハルナビバレッジの取り組みやビジョンを広く知ってもらうことを期待しています。

企業情報

ハルナビバレッジ株式会社は1996年に設立以降、群馬の地で地域に密着した飲料の創造を手掛けてきました。今後も顧客との対話を大切にし、さらなる挑戦を続けていく所存です。この新拠点の開設によって、群馬県から新しい飲料の風を巻き起こすことを期待しています。「ハルナイノベーションセンター」での見学予約については、公式ウェブサイトをご覧ください。