国内大学と製薬企業が新たな創薬研究を加速
2023年、国内の有力大学と大手製薬企業が協力し、新薬開発を目指した共同研究プロジェクトを始めました。このプロジェクトでは、リーガルテック株式会社が提供する「リーガルテックVDR」が導入されており、研究に必要な情報の共有と管理の効率化が図られています。
VDR導入の背景と必要性
創薬の分野では、高度に機密性の高い情報が扱われます。これには実験データや臨床試験の記録、化合物の設計情報が含まれます。従来の方法では、メールや一般的なクラウドストレージを用いて資料のやり取りが行われていましたが、情報のアクセス制御が不十分であったり、ファイルのバージョン管理が複雑であったりするなど、多くの課題が存在したのです。これらの問題を解決するために、リーガルテックVDRが選ばれました。
このプラットフォームの強みは、知的財産を保護するためのさまざまなセキュリティ機能を備えていることです。閲覧制御やダウンロード制限、透かし表示が可能で、安全な環境下でAIを活用できます。この技術により、研究者や事務スタッフは直感的に操作でき、研究がスムーズに進行できるのです。
VDRの活用状況と成果
共同研究での活用状況としては、膨大な数の実験データや分子構造図がVDR上に集約されています。研究チームごとにアクセス範囲を細かく設定し、必要最小限の情報だけを安全に公開することで、情報の漏洩リスクを低減しています。これにより、従来は数日かかっていた資料確認プロセスが半日で完了するようになり、研究のスピードが大幅に向上しました。
また、VDRの機能には、生成AIが搭載されており、アップロードされた資料から要約や翻訳を行うことで、国際共同研究においても効率的なコミュニケーションが実現されています。例えば、研究成果を基にした新たなアイデアの発想支援も行えるため、単なるデータ共有にとどまらず、知的生産を加速する役割を果たしています。
利用の広がり
リーガルテックVDRは、共同研究開発に限らず、M&Aや資金調達、ライセンス契約においても活況を呈しています。月額5万円から利用できるこのプラットフォームは、ユーザー数無制限のため、さまざまなビジネスシーンでの活用が期待されています。これにより、産学連携の現場においても「安心・効率的な情報共有基盤」として活用されるように進化しています。
最後に
リーガルテック株式会社は、今後も産学連携の現場で多くのプロジェクトを支援し、研究の効率化と成果の事業化を加速させるための革新を続けていくことでしょう。詳細については公式ウェブサイトを訪れてみてください。
リーガルテックVDR製品ページ
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会社概要
- - 会社名: リーガルテック株式会社
- - 設立: 2021年3月
- - 資本金: 3億8,000万円
- - 代表取締役社長: 佐々木 隆仁
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル4F
- - URL: リーガルテック