オムロン、営業生産性向上のため「ナレッジワーク」導入
オムロン株式会社は、営業活動の効率化と生産性向上を目的に、ナレッジワーク株式会社が提供するセールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を導入しました。これにより、同社はソリューション営業における課題解決を目指します。
ソリューション営業の現状と課題
従来のプロダクト営業とは異なり、ソリューション営業は顧客の課題解決に向けた最適なソリューション提案が求められます。そのため、多様な商品知識、アプリケーション知識、過去の提案事例、営業ノウハウなど、膨大な情報が必要となります。オムロンでは、これら情報をファイルサーバー内の複雑なフォルダ構造から検索する従来の方法では、営業担当者の貴重な時間を浪費し、生産性のボトルネックとなっていました。
「ナレッジワーク」導入による効果
「ナレッジワーク」導入により、オムロンは下記のような効果を期待しています。
資料検索時間の削減: 評価トライアルでは、1人あたり月5.2時間の資料作成・検索時間の削減を実現しました。
情報共有の促進: 1万件以上のナレッジコンテンツを共有し、閲覧・ダウンロード数は従来比200%を目指します。
迅速な定着: リリース後1ヶ月で、ユーザー利用率95%と高い定着率を達成しました。
導入の決め手
オムロンが「ナレッジワーク」を選んだ理由は、以下の点が挙げられます。
ノーコードかつ迅速な導入: システム開発に時間をかけずに、迅速に導入できる点が評価されました。
柔軟なカスタマイズ性: 自社でシステムを柔軟に進化させ、CRMなどの周辺システムとの連携も容易です。
ユーザーフレンドリーなUI: 営業担当者にとって直感的で使いやすいUI、多様な検索機能が提供されています。
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モバイル対応: 外出先やスマートフォンでも、軽快に動作し、迅速に資料にアクセスできます。
オムロンソリューション営業本部 営業本部長 伊達勇城氏は、「お客様の課題解決に最適なソリューションを提供していくためには、複雑なナレッジの組み合わせが必要不可欠です。ナレッジワークは、従来の情報共有方法の限界を超えるソリューションを提供してくれると確信しています。」とコメントしています。
今後の展望
オムロンは、「ナレッジワーク」を活用し、ナレッジとセールスデータの相関関係に基づいたAIによるコンテンツレコメンド機能の実現など、営業生産性の更なる革新を目指します。
「ナレッジワーク」の概要
「ナレッジワーク」は、営業資料やノウハウの共有、営業向け学習プログラムの提供など、セールスイネーブルメントに必要な機能を1つのツールで提供するクラウドサービスです。大手企業を中心に導入が進み、専門性の高いコンサルタントによるサポート体制も整っています。また、ISO 27001、ISO 27017、ISO 27701といった情報セキュリティに関する国際規格の認証を取得しており、セキュリティ面も万全です。
まとめ
オムロンの「ナレッジワーク」導入は、ソリューション営業における情報共有と検索の課題を解決し、営業生産性の向上に大きく貢献すると期待されます。今後の展開にも注目です。