近年、自閉症の子どもを育てる家庭への支援がますます注目されています。株式会社パステルコミュニケーションが開発した無料の電子書籍『ことばを伸ばすフレーズmini図鑑』は、親子間のコミュニケーションを円滑にし、子どもの発達を助けるための具体的な声かけのヒントを提供しています。
この小冊子は、発達科学コミュニケーションの講師である今川ホルン氏が監修しており、怒ってしまう日常の瞬間をより良い方向に変えるための実例が多数収められています。例えば、子どもが牛乳をこぼしたり、テレビを見続けたり、お風呂に入らない時に、どのように声をかけることで子どもが安心して話せる環境が作れるかにスポットを当てています。
特に、GWが明けるこの時期は、新しい環境への適応が求められる自閉症の子どもたちにとって特にストレスがたまりやすく、行動に影響が出ることが多くあります。このような状況で、親の怒りが子どもの脳の発達に悪影響を与える可能性があるため、適切な声かけが求められるのです。
「怒ってはいけない」と分かっていても、実際には簡単ではないのが育児の現実です。特に、ママは忙しさやストレスからついイライラしやすくなります。しかし、今川氏によれば、声かけを工夫することで、脳がフリーズすることなく、むしろ言葉が伸びる環境を家庭で築くことができるといいます。この小冊子には、日常生活の中で実践できる声かけのテクニックが詰まっています。
今川氏の個人的な体験も反映されており、かつては自らも怒りを爆発させてしまうことが多かったそうです。その経験から学び、声かけを変えることで、娘さんとのコミュニケーションが改善され、感動的な瞬間が生まれたとのこと。この小冊子は、そんな経験を基にしたノウハウが凝縮されています。
今川氏は、自閉症児の家庭のサポートがどれほど重要であるかを広めるために、これまでに270組以上の親子に向けた療育を提供してきました。子どもたちの未来を変える鍵は、親の声かけにあると信じています。また、この小冊子が「自己嫌悪に悩むママ」を励まし、より自由で優しい会話を生む一助となることを願っています。
『ことばを伸ばすフレーズmini図鑑』は、以下のリンクから無償でダウンロード可能です。ぜひ一度手に取って、その内容をお役立てください。https://www.agentmail.jp/lp/r/18502/152446/
また、本書籍の内容や配布の背景についての取材やインタビューも随時受け付けており、興味がある方は気軽にお問い合わせをしていただければと思います。
今川ホルンのプロフィール
発達科学コミュニケーションのマスタートレーナーであり、帝京大学大学院を修了後、臨床心理士としての経験も積みました。ママとしては、自閉症の長女を含む3児の母でもある彼女は、自閉症の子どもとのいわゆる「おうち療育」を広める活動を続けています。子どもの言葉を伸ばすためのメソッドやトレーナーの育成に注力しています。
会社概要
- - 社名: 株式会社パステルコミュニケーション
- - 所在地: 東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン6045階
- - 代表者: 吉野加容子
- - 事業内容: 子育て講座の運営、発達に関する研究・開発、起業支援
- - URL: https://desc-lab.com/
「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を目指し、関連機関や団体と連携して「健やか親子21」運動にも参加しています。