渋谷で「pin@clip ピナクリ」実証実験開始
東京急行電鉄が、NECや国立情報学研究所、東急エージェンシーと手を組み、渋谷エリアで新たな情報共有アプリ「pin@clip ピナクリ」の実証実験を2023年12月1日から開始する。これはユーザーが自分のお気に入りのスポットや情報を位置情報付きでシェアし、街の活性化を目指す画期的な試みである。
「pin@clip ピナクリ」とは?
「pin@clip ピナクリ」とは、iPhoneを使って渋谷での「おもしろい」「お気に入り」といった情報を共有できるアプリケーションである。このアプリでは、ユーザーが自らの位置や時間に基づいて情報を投稿し、その情報を他のユーザーが見ることができる仕組みになっている。特に、渋谷駅周辺(神宮前、桜丘町、道玄坂など)のスポット情報に特化しており、新たな発見が生まれる可能性がある。
AR技術の活用
また、アプリの特徴として、AR(拡張現実技術)を用いたインターフェースが挙げられる。これにより、ユーザーはよりリアルな体験を得られるだけでなく、即座に関連情報を取得することが可能だ。アプリ内では、渋谷エリアに関する多様な情報や店舗からのリアルタイムのおすすめ情報、あるいは地域で行われる映画やイベントについてもシェアされる予定だ。このように、多数のユーザーが参加することで情報の質が向上し、地域の活性化につながることが期待されている。
経済産業省との連携
本実験は、経済産業省の「平成21年度ITとサービスの融合による新市場創出促進事業」の一環として実施される。春には実証実験の結果をもとに、さらなるサービスの展開が計画されている。この「ぷらっとPlat」は、地域に特化した観光情報の提供を目指した事業であり、渋谷だけでなく、愛媛県松山市などでも展開される予定だ。
参加者の募集
現在、12月18日まで本プロジェクトのモニターが募集中であり、参加者はアプリを介して新たな情報の交流を楽しむことができる。詳細は公式サイトで確認できるので、興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。
アプリのダウンロードは12月1日午後から可能で、iTunesのApp Storeから無料で手に入れることができる。自分だけの「お気に入り」を渋谷の街に記録し、新たな体験を楽しむ機会を逃さないでほしい。
「pin@clip ピナクリ」公式ホームページはこちら