最新手術支援ロボット
2025-08-14 11:19:19

大阪けいさつ病院が国内初の最新手術支援ロボットを使用した胃がん手術を成功させる

大阪けいさつ病院が新技術を導入



2025年7月23日、大阪市天王寺区に位置する大阪けいさつ病院では、国内初となる最新手術支援ロボット「ダビンチ5」を使用した胃がん手術が行われました。この手術は、消化器外科主任部長の大森健医師が執刀し、ロボット支援幽門切除ビルロートⅠ法再建術が実施されました。新しく導入された「ダビンチ5」は、米国製の手術支援ロボットの最新モデルで、従来のモデルである「ダビンチXi」の進化版です。

ダビンチ5の特長



1. 手術精度の向上



「ダビンチ5」は、専用鉗子を用いたフォースフィードバック機能を備えており、術者がよりリアルな触覚を得ながら手術を行うことができます。この技術により、操作の精度の向上が見込まれ、患者への負担を軽減できるのです。

2. 効率的な低侵襲手術の実現



150以上の設計見直しによって、手術のワークフローが効率化されており、術者の操作の自律性が高まります。これにより手術時間が短縮され、改善へのラーニングカーブが早くなることが期待されています。

3. AIによる術後評価と改善



「ダビンチ5」は手術中のデータを解析するAI機能も搭載しており、術後の経過や治療方針の最適化が可能になりました。これにより患者一人ひとりに対して、より効果的な治療を行える素地が整っています。

大森医師のコメント



執刀した大森健医師は、「7月23日に、当院で日本初のロボット支援による胃がん手術を行いました。この手術は、胃の一部を切除し、その後消化管を繋ぎ直す技術が求められる高度なもので、これまで以上に繊細な技術が必要です。『ダビンチ5』は、構造上、従来機の約1万倍の処理能力を持っており、触覚を感じることができる機能によって、臓器に余計な力をかけず、安全で精密な手術が可能になったのです。」と述べています。

さらに、「当院では、2人の医師が同時に手術を行うことができるデュアルコンソールや、AIによる手術データ解析システム『EUREKA』を導入しています。これにより手術の安全性をさらに向上させると同時に、若い外科医の育成にも寄与しています」ともコメントしています。

未来への期待



大阪けいさつ病院では、最新技術と経験を駆使し、患者目線での質の高い医療サービスを提供することを目指しています。今後も引き続き、新しい医療技術の導入と改善を行い、多くの患者に安心・安全な治療を提供し続けることでしょう。

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お問い合わせ先


大阪けいさつ病院 経営企画課広報係
メール: [email protected]
電話: 06-6771-6051(平日8:30-17:00)


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会社情報

会社名
社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター
住所
大阪府大阪市天王寺区烏ヶ辻2-6-40
電話番号
06-6771-6051

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