新NISA、投資家の46.4%が「余裕あり」!成長投資枠は高配当株に人気
株式会社日経CNBCが実施した「新しい少額投資非課税制度(NISA)の利用状況」に関するアンケート結果が発表されました。アンケートは、現役の投資家を対象に2024年6月28日~7月2日にかけてインターネットで実施されました。
その結果、投資家の46.4%が「投資枠には余裕を残して使っている」と回答しました。一方、「投資枠 めいっぱい使っている」との回答も24.7%あり、投資家たちの積極的な活用状況が伺えます。
新NISAの活用方法は?
新NISAでは、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)が併用できるようになりました。アンケートでは、投資家の具体的な活用方法に関するコメントも寄せられました。
成長投資枠では、高配当株への投資が人気です。配当を受け取った資金を再投資することで、さらなる運用益を狙う投資家が多いようです。また、グロース銘柄への投資も積極的に行われていることがわかりました。
つみたて投資枠では、海外株式への投資が活発化しています。特に、アメリカ市場に投資するファンドが人気です。円安の進行も追い風となり、海外株式への関心が高まっていると考えられます。
新NISA活用における課題
一方で、新NISAの活用には課題も見られます。
つみたて投資枠の選択肢が少ないと感じている投資家もいるようです。
成長投資枠は、短期的な価格変動の影響を受けやすく、損失リスクも大きいため、慎重な運用が必要とされています。
新NISAは投資家の期待に応えているのか?
日経CNBCの解説委員長である直居敦氏は、「新NISAでつみたて投資枠と成長投資枠が併用できるようになったことは、大きな変化だ」と述べています。一方で、キャスターの岡村友哉氏は、「投資経験のある人ほど、今年の上昇相場ではなかなか入れない様子もうかがえた。株式投資の難しさも感じる」とコメントしています。
新NISAは、投資家の資産形成を支援する制度として期待されています。しかし、投資経験やリスク許容度、運用目標など、投資家によって状況は異なります。新NISAを効果的に活用するためには、自身の状況に合わせて適切な投資戦略を立てることが重要です。
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