シャープの宿泊施設向けAIコンシェルジュにmiibo活用

シャープの新たな取り組み「eAssistant Concierge」

2025年5月20日より、シャープ株式会社が宿泊施設向けに新たなAIコンシェルジュサービス「eAssistant Concierge」を開始します。このサービスにおいて、株式会社miiboの持つ先進的な会話型AI構築プラットフォームが採用され、主要な機能や利便性が大きく向上しています。また、宿泊施設のスタッフの代わりにAIがゲストの質問に応じることで、接客業務の効率化と質の向上が見込まれています。

「eAssistant Concierge」の特徴

「eAssistant Concierge」にはいくつかの重要な特徴があります。主なものは以下の通りです。

- 24時間いつでも対応: ゲストの質問に常時対応することで、よりスムーズな宿泊体験を提供します。
- 多言語対応: 日本語と英語に加えて、訪日観光客とのコミュニケーションも容易に行える環境を整えています。
- 豊富な情報提供: 客室の設備や周辺観光スポット、レストラン、入浴施設の営業時間、チェックアウト方法など、宿泊施設が登録した情報をしっかりと説明します。
- 既存のスマートフォン利用: 新しい機器を導入する必要がなく、ゲストが自身のスマートフォンで利用できる点が便利です。

運営者向けの便利な管理機能

さらに、施設運営者向けにも使いやすい管理機能が提供されます。

- シンプルな管理画面: 直感的に操作できる画面で、誰でも簡単に利用できます。
- 情報登録の容易さ: 施設専用のウェブサイトURLやPDF、Microsoft Excelを使って迅速に情報を登録可能です。
- カスタマイザブルなコンシェルジュ: AIコンシェルジュの話し方や見た目をカスタマイズでき、施設の特色を反映できます。
- 他サービスとの連携: シャープが提供するインフォメーションサービス「Inforia」との連携も強化されています。

今後の展望

株式会社miiboは、この提携を通じて宿泊業界におけるAI技術の活用を進め、業務の効率化と顧客満足度の向上を目指しています。将来的にはさらなるAIの導入が期待され、さまざまな業界にも展開が見込まれています。

miiboについて

株式会社miiboは、「AI Joyboost! AIで、人を社会を幸せにする」をミッションに、AIを活用した企業活動を推進している企業です。ノーコードで実用的な会話型AIを容易に作成できるプラットフォームを提供し、プログラミングを必要とせずに高度なチャットボットの開発を可能にしています。

特に、GPT・Claude・Geminiなど20種類以上の言語モデルを使い分け、10種類以上のデータソースを取り込める柔軟性も魅力です。累計ユーザー数は3万人を超え、シャープやキリンホールディングスといった大手企業から地方自治体まで多岐にわたっています。このように、miiboはさまざまな領域で「AIの民主化」を実現しており、今後も注目される企業です。