新社会人の敬語問題とAI活用の実態
日本のビジネスシーンにおいて、敬語の適切な使用は重要なスキルとされています。しかし、バイドゥ株式会社が提供する「Simeji」アプリによる調査結果から、新社会人における敬語の実態は必ずしも良好ではないことが浮き彫りになりました。調査対象は、19歳から50歳の全国のSimejiユーザーで、合計7,600件の回答が得られました。
調査のポイント
上司と新社会人の意識差
調査によると、約59.8%の上司が新社会人の敬語に違和感を抱いた経験があると回答していますが、実際に指導したケースは38.2%と少数派に留まりました。このことから、職場内での敬語の誤用が指摘されずに放置される可能性があることがうかがえます。
例えば、実際に指導された行動としては、上司に使うべき表現や、自分の行為に「ご」をつけてはいけないことなどが挙げられています。これにより、新社会人が気づかないうちに不適切な表現を使い続けていることが見えてきます。
敬語に対する自信の欠如
新社会人の敬語に関する自信度は、5段階評価で平均2.76点と低く、同じく上司・先輩世代も2.89点という結果でした。特に新社会人では42.2%が「敬語に自信がない」と回答しており、この傾向は年代を問わず継続しています。
日常生活における誤用状況
敬語を使う場面において、社会人の約9割が「誤用されがちな敬語」を使った経験があることが分かりました。特に、使用頻度の高い敬語としては「了解しました」や「よろしかったでしょうか」、「ご確認していただけますでしょうか」などが挙げられ、日常業務において幅広く誤用が見られます。
このような誤用が生じる背景には、敬語の使い分けや電話対応の難しさといった要素があります。「尊敬語・謙譲語の使い分け」が最も難しいと感じている声も多く、誤用が生じやすい要因として相手や場の背景を理解することの重要性が再確認されました。
AI技術の活用
さらに興味深い結果として、調査では約42.6%の人々が日常的にAIを利用していると回答しています。また、敬語に困った際の相談先として、AI(例えば、ChatGPTなど)を選ぶ人も約17%にのぼり、検索エンジンに次ぐ人気の選択肢となりました。
敬語の迷いや判断に役立つサポートとして、AIの導入が進んでいることが伺えます。
敬語サポート機能への需要
調査結果では、72.7%の人々が「敬語をサポートしてくれるキーボードアプリがあれば使いたい」と回答しており、リアルタイムでの入力サポートに対する関心の高さが見えます。これを受けてSimejiはAIライブラリに「敬語アシスタント」タブを追加し、新たな機能を提供しました。
この機能では、ビジネスシーンに特化した敬語の基本補正、メール返信の作成、相手や状況に応じた表現の調整などが可能で、実際のビジネスシーンを想定した練習機能も搭載されています。
まとめ
敬語の使用は、単なる語彙の知識にとどまらず、場面や相手に応じた判断が求められるコミュニケーションスキルです。新社会人を含む多くの社会人にとって、持続的な学びとサポートが不可欠なテーマであることが明らかになりました。今後も、Simejiはユーザーの表現力を高めるための機能やAI活用の仕組みを進化させていくことを目指していきます。
調査概要
- - 調査名:敬語利用に関する意識調査
- - 調査対象:全国のSimejiユーザー
- - 有効回答数:7,614件
- - 調査期間:2025年2月5日〜2月12日
- - 調査方法:Simejiアプリ内アンケートフォームにて実施
- - 調査主体:Simeji
Simejiについて
SimejiはZ世代に大人気の、7,500万ダウンロードを誇るキーボードアプリです。多様な顔文字や、自分自身の表現を簡単に可能にする機能を備えています。これにより、Simejiは気軽にコミュニケーションを楽しむサポートを提供しています。