若者の野菜不足改善へ挑戦！「20代の野菜不足アイデアコンテスト2025」最終結果発表

「20代の野菜不足アイデアコンテスト2025」結果発表

2025年11月、カゴメ株式会社主催の「20代の野菜不足アイデアコンテスト2025」の最終審査会が行われ、青山学院大学のチーム「NEXVEGE」が見事1位に輝きました。このコンテストは、日本の若者の野菜摂取量の不足を解消するための新しいアイデアを募集するものです。国の野菜摂取目標量350gに対し、20代の平均摂取量は230g以下という現状を変えるべく、多くの学生たちが参加しました。

主催の意図と背景

カゴメは、若者における野菜摂取の重要性を広めるため、様々な企業と協力して「野菜をとろうキャンペーン」を展開しています。本キャンペーンは、健康な食生活を意識させるための取り組みの一環であり、特に若年層をターゲットにして「野菜摂取推進プロジェクト」を実施しています。2025年度は、全国の大学生や専門学校生を対象にしたコンペが行われ、169件もの応募が集まりました。

最終審査の結果

11月18日に開催された最終審査会では、5つのチームが独自のアイデアを発表しました。審査員からは賞賛と共に、「若者の本音を聞けた」との声もありました。1位の「NEXVEGE」は、若者が野菜摂取を「健康のための義務」ではなく「理想の自分のため」と捉えるアプリを提案しました。これにより、実際に野菜を摂取したくなるような目標を可視化する仕組みです。

- 第2位には奈良県立大学の「MURAVEGE」が選ばれました。このチームは、親世代が子どもの健康を支えるために野菜を簡単に入手できる仕組みを提案しました。オンラインで野菜ゼリーを定期購入するサービスです。
- 第3位には東京聖栄大学の「チームV」が、気づかずに野菜を摂取できるディップソース「べじっぷ」を考案
- 第4位は京都芸術大学「ナニナベ？」グループのカラフルな鍋セットが、第5位には九州栄養女子大学の「ベジ女」が提案した「野菜米」がそれぞれ選ばれました。

これからの展望

応募作品は、どれも今の若者が抱える悩みを解決するための創造的なアイデアにあふれていました。カゴメの社長、山口聡氏は、「参加者の提案を通じて、多くの気づきを得た。21世紀に向けて、野菜不足の課題に真剣に向き合うことが重要だ」と総評しました。このコンテストの成果を受けて、今後も新しい企画やキャンペーンで、若年層の野菜摂取を促進し、健康的な食習慣の定着を図る方針です。

最後に

若年層の健康維持や未来の生活習慣は、今の行動にかかっています。コンテストで得られた知見を広げることで、皆が健康で充実した生活を送れるようになれば嬉しい限りです。

このプロジェクトは、今後の若者たちの健康に寄与していくことでしょう。活動の詳細や新しいアイデアの発表については、カゴメの特設サイトをぜひご覧ください。