国立科学博物館附属自然教育園で「草木の実」の世界を体感!
東京都港区白金台にある国立科学博物館附属自然教育園で、2024年11月9日(土)から12月27日(金)まで、企画展「草木の実<フィールドとつながる絵本原画展>」が開催されます。
この企画展では、絵本『旅をしたがる草木の実の知恵』(盛口満文・絵)、『木の実のたんけん』(おくやまひさし文・絵)、『ドングリのたんけん』(おくやまひさし文・絵)の原画19点が展示されます。絵本の世界観をそのままに、自然教育園の森で実際に見られる植物を中心にセレクト。植物のタネの驚くべき移動方法を、美しい原画を通して学ぶことができます。
展示内容の3つの柱
1.
絵本原画展示: 絵本で描かれた植物を、実際に自然教育園で観察できる点が大きな魅力です。植物たちが種を遠くへ運ぶためのユニークな戦略を、繊細なタッチの原画でじっくりと鑑賞できます。
2.
「草木の実」実物展示: 風や動物を利用した種子散布など、植物の巧妙な繁殖戦略を、様々な「草木の実」の実物を通して理解を深められます。その多様性と精巧なつくりに驚かされることでしょう。
3.
「草木の実」3D模型展示: 動物に付着して運ばれる種子の精密な構造を、3D模型で観察できます。拡大された模型によって、普段は目に触れることのない細部までじっくりと観察でき、植物の巧妙な仕組みへの理解がさらに深まります。
来場者参加型の企画も充実
この企画展では、単に展示を見るだけでなく、来場者が積極的に参加できる企画も用意されています。
ワークシート「草木の実たんけんマップ」: 展示された原画に描かれた植物を園内で探せるマップを活用し、実際に植物を観察することで、絵本と現実の世界を繋ぐ体験ができます。
参加型企画「<みんなでつくる観察記録>草木の実こんな旅立ち見つけたよ」: 園内で観察したタネの移動方法を、展示室でシールに記入して報告する企画です。来場者同士が情報交換し、自然への関心を高めることができるでしょう。
シードトラップ: 園内に設置されたシードトラップで集められた種子を、種類や量を数えて観察できます。自然の営みを肌で感じられる貴重な体験です。
家族で楽しめる自然学習の場
「草木の実<フィールドとつながる絵本原画展>」は、大人から子供まで楽しめる、自然学習の場です。絵本の世界と現実の自然が融合したこの企画展を通じて、植物の知恵や自然の神秘に触れ、自然への関心を高める素晴らしい機会となるでしょう。紅葉が美しい季節、自然教育園で秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
開催概要
主催: 独立行政法人国立科学博物館附属自然教育園・株式会社少年写真新聞社
会期: 2024年11月9日(土)~12月27日(金)
場所: 国立科学博物館附属自然教育園(東京都港区白金台)
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開園時間: 9時00分~16時30分(入園は16時00分まで)