VirtuozzoとNetworldが提供する新しいクラウドインフラ
2025年9月4日、東京・日本において、サービスプロバイダー向けの代替クラウドプラットフォームを提供するグローバルリーダー、Virtuozzo株式会社が株式会社ネットワールドとの提携を発表しました。この提携により、ネットワールドはVirtuozzoのハイブリッドインフラストラクチャを日本国内で展開の第一歩を踏み出します。
提携の背景と目的
日本のクラウドサービス市場では、従来の仮想化プラットフォームに対する高コストや複雑さを解消するための新たな手段が求められています。Virtuozzoとネットワールドの提携は、日本のクラウドサービスプロバイダー、マネージドサービスプロバイダー、ホスティングサービスプロバイダーを支援することを目指しています。これにより、従来のベンダーによるライセンスや価格の変更の影響を受けない、弾力性のある高性能かつコスト効率の高いソリューションの提供が可能となります。
Virtuozzoのハイブリッドインフラストラクチャの特徴
Virtuozzoが提供するハイブリッドインフラストラクチャは、特にサービスプロバイダー向けに設計されたプラットフォームです。以下の特徴があります。
- - オープンソースベース: OpenStackとKVMを基盤としており、柔軟かつベンダーに依存しない環境を実現しています。
- - 直感的なGUI: 使いやすいインターフェースにより、シームレスな移行が可能です。仮想化プラットフォームの移行においても、高い成功率を誇ります。
- - HCI対応プラットフォーム: コンピューティング、ストレージ、およびネットワークを統合し、管理が容易なターンキー云クラウドソリューションを提供します。
- - 信頼できるテクノロジー: 25年近くの仮想化とHCIにおける革新の記録があり、初の商用システムコンテナを開発しています。
- - 世界的な導入実績: 80か国以上のサービスプロバイダーにおいて導入されています。
- - 日本語対応の管理画面: 日本市場のニーズに適した管理画面が用意されています。これにより、日本のリセラーやサービスプロバイダーは、次世代プラットフォームへの移行を進めることができます。
提携先のネットワールドとは
株式会社ネットワールドは、ITインフラのソリューションディストリビューターとして、クラウドコンピューティング時代に必要な技術製品や関連サービスを提供しています。同社は、サーバー、ストレージ、ネットワークセキュリティ、アプリケーション、デスクトップの仮想化などに早くから取り組み、次世代のITインフラの進化をリードしています。
希望する未来への一歩
VirtuozzoのCOO兼社長であるヤン・ヤープ・イェーガー氏は、「日本のサービスプロバイダーは、インフラの近代化とコスト削減を求めており、ネットワールドとの提携により、より適切なクラウドサービスを提供できるようになると信じています」とコメントしています。
ネットワールドの執行役員、マーケティング本部長平松健太郎氏も「従来のプラットフォームに依存しない効果的なクラウド基盤となりうるVirtuozzoのハイブリッドインフラに期待しています。それによって日本のクラウドエコシステムの発展に貢献できると考えています」と述べています。
この提携により、新しいクラウドサービスの展開が今から楽しみです。