ヒット株式会社、次世代ウェアラブルスキャナを日本市場に投入
ヒット株式会社は、ドイツのProGlove社が開発した最新のウェアラブルスキャナ『MARKシリーズ』の国内販売を始めました。これにより、従来のバーコードスキャナの課題を解消し、作業現場での効率と品質を向上させることが期待されています。
従来のバーコードスキャナの課題
従来、バーコードスキャナはデバイスを持ち上げたり下げたりする必要がありました。また、表示画面がついたバーモリーダーでは重さが増し、作業者に負担をかける問題もありました。これに対して、『MARKシリーズ』は電子ペーパーを採用した新しいデザインで、軽量でありながら情報を提供することが可能です。
新しい機能と利点
『MARK Display』は、ただの読み取り装置ではなく、双方向のデータ送受信が可能なハイブリッド表示装置です。これにより、作業者の手元でリアルタイムに必要な情報やガイダンスを表示し、効率的な作業を実現します。この革新により、従来のハンディターミナルで発生する不要な情報の表示が改善され、作業者は重要な業務に集中できるようになります。
エントリーモデルも充実
さらに、同社はハンズフリー運用が可能なエントリーモデル『MARK Basic』も提供しています。このモデルはシンプルなデザインで、タブレットやスマートフォンと接続が容易で、特別なトレーニングを受けずとも操作が可能です。
高性能バーコードスキャナ搭載
MARKシリーズは、高性能で写真撮影も可能なバーコードスキャナを搭載しています。特に『MARK Display』は、30cmから150cmの読取距離を実現しており、高所にあるバーコードも容易に読み取れます。また、現場の状況を写真に収める機能も備えています。
IoTデバイスとしての価値
このシリーズは単なるスキャン機能にとどまらず、IoTデバイスとしての機能も有しています。簡易的なジャイロセンサーが搭載されており、データは専用のクラウド環境であるProGlove Insightに保存され、稼働状況やパフォーマンスを可視化します。このデータを基に作業プロセスを分析し、さらなる効率化や改善に役立てることができます。
スムーズなシステム連携
また、MARKシリーズはWavelink Velocityとの連携もスムーズです。これにより、エンタープライズ環境でも簡単に導入可能となります。特に『MARK Display』は、ディスプレイ情報の双方向データ交換に優れており、業務の効率を高めることでしょう。
リテールテック2022への出展
本製品は、リテールテック2022に出展予定で、実機のデモも行われます。具体的な操作を体験することで、その効果を実感できるチャンスです。
公式サイトでの詳細確認
ヒット株式会社では、MARKシリーズの詳細情報を公式サイトで確認できます。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
ヒット株式会社ホームページ
ヒット株式会社の概要
- - 会社名: ヒット株式会社
- - 代表者: 川口 隆幸
- - 設立: 1996年12月3日
- - 公式サイト: hit-kk.co.jp
ProGlove社の詳細
- - 会社名: ProGlove(Workaround GmbH)
- - CEO: Andreas Koenig
- - 設立: 2014年12月
- - 本社: ドイツ ミュンヘン
- - 公式サイト: proglove.com
ProGlove社は、軽量で耐久性に優れたバーコードスキャナを製造し、現場のデジタル化を推進するための技術革新に努めています。これからの産業界には欠かせない存在となるでしょう。