カンボジアの図書と教育の未来を探る
2025年4月17日、オンラインで開催されるイベント「カンボジア 500冊の図書〜30年内戦が残した課題と図書づくり〜」は、カンボジアにおける教育と本の不足の深刻な現状を浮き彫りにします。カンボジアは、長年にわたる内戦の影響で、教育制度や図書館が崩壊し、多くの子どもたちが本を読みたいという欲求に応えられない状況にあります。
「本の飢餓」とは?
一般的に「本の飢餓」状態とは、必要とされる書籍が不足している状況を指します。開発途上国では、出版される本のわずか1%未満が障害者が利用できる内容であり、これは教育の機会を奪われている子どもたちにとって致命的です。特にカンボジアでは、国立図書館に残されている500冊のクメール語の書籍が、教育を受ける権利を持つ子どもたちにとって貴重な資源となっています。
このイベントでは、30年にわたる内戦がどのようにカンボジアの教育や文化に影響を与えているかを改めて考察し、特に障害を持つ子どもたちの声に耳を傾けます。
手束耕治さんの講演
このイベントには、カンボジアで長年にわたり教育や文化、宗教の復興に努力してきた手束耕治さんが登壇します。手束さんはカンボジア難民キャンプでの経験を生かし、教育の重要性を語ります。他にもエファの活動紹介や、現地の子どもたちの声を届けるセッションが準備されています。
イベントの詳細
- - 日時: 2025年4月17日(木)20:00~21:00
- - 場所: オンライン(詳細は後日Zoomリンクを送付)
- - プログラム:
1. カンボジアの内戦と出版について(手束耕治)
2. 難民キャンプについて(エファ現地パートナーのインタビュー)
3. エファの活動と子どもたちの声
4. 質疑応答
このセミナーは、カンボジアでの教育の未来を考える貴重な機会です。この問題に関心がある方は、ぜひ参加してみてください。お申し込みは公式ウェブサイトから可能です。
カンボジアの現地活動に迫るエファジャパンの役割
エファジャパンは、カンボジアを含むアジア地域で教育・福祉支援を行う国際協力NGOです。ラオス、カンボジア、ベトナムでの図書館づくりや、障害を持つ子どもたちへの学習支援を通じて、教育環境を改善しようと日々努力を続けています。また、日本国内でも地域の教育支援に努めています。
このイベントを通じて、カンボジアの教育問題に対する理解を深め、子どもたちの未来を支えるために社会全体で取り組むことの重要性を再認識できるでしょう。
更なる情報や申し込みは、エファジャパンの公式ウェブサイトをご覧ください。