株式会社ジェイックが実施した「今夏のボーナスの使い方」に関するアンケート調査結果が発表されました。20代・30代の正社員171名を対象に、ボーナスの使い道について質問した結果、最も多かったのは「貯金」で49.1%でした。2位は「趣味」で40.9%、3位は「生活費に充当」で25.1%と、昨年と同様の結果となりました。
近年、物価高騰の影響もあり、貯蓄への意識が高まっていることがうかがえます。また、コロナ禍を経て、趣味や自己投資に使えるお金を増やしたいというニーズも高まっているようです。
ボーナスの支給額が増えた場合、さらにどんなことに使いたいのかについても調査しました。その結果、最も多かったのは「趣味」で26.9%、「貯金」が24.0%と、使い道として貯金と趣味が人気であることが明らかになりました。
興味深いのは、ボーナスの支給額が増えた場合、生活費に充当したいと回答した人が減少し、投資や自己投資、ファッション・美容に充てたいという回答が増加したことです。これは、余裕資金が増えれば、より将来を見据えた計画的な支出を検討する人が増える傾向にあることを示唆しています。
今回の調査結果から、20代・30代の正社員は、安定した生活基盤を築きながら、趣味や自己投資にも積極的に投資したいと考えていることがわかります。企業は、従業員のモチベーション向上や将来的なキャリア形成を支援するために、従業員のニーズを理解し、福利厚生制度の充実や働き方改革などを検討していく必要があるでしょう。