ドローンでCO2測定
2025-04-23 12:07:34

ドローンによるCO2濃度測定の新たな挑戦と未来の展望

ドローンによる新たなCO2濃度測定実験の実施



株式会社東北ドローンは、東京大学 大気海洋研究所の今須良一教授の監修のもと、東京都立大学や秋田県立大学、東北大学、矢野法務事務所など多くの専門家と連携し、ドローンを使った新しいCO2濃度測定の実験を行いました。この実験は東京都内で、特に夜間での目視外かつ高高度の飛行で実施され、非常に多くの申請が必要な条件下で実行されました。

実験の概要



実験は3月17日と18日の2日間にわたって行われ、使用したドローンは『DJI Matrice 300 RTK』です。今回の実験では、秋田県立大学の井上誠准教授が開発した温室効果ガス測定システムが搭載されており、ドローンは最高700メートルの高度で、100メートルごとに30秒間ホバリングし、CO2濃度を測定しました。特に、地上500メートル以上の測定はドローンでの初の試みであり、観測技術の新たな可能性を示しました。

測定の詳細と意義



観測が行われた際、井上准教授は今回のシステムが特に軽量かつ高精度であることを強調しました。データロガーやバッテリーには市販の汎用品を使用し、軽量化を図ったとのこと。また、矢野法務事務所の代表、矢野耕太氏は、地上1,000メートルへの飛行が必要だが、調整が難しく苦労したことも述べています。

今後の展望



今須教授は、2025年度に打ち上げられる日本の温室効果ガス観測衛星『GOSAT-GW』との連携を視野に入れており、今回の実験を通して、これらの新しい測定手法の確立が進んだと考えています。ドローン技術をさらに発展させ、上空1000メートルまでの到達を目指し、都市と森林地域での観測を行うことで、二酸化炭素濃度の違いを解明し、温暖化対策に生かしていく姿勢を見せています。

まとめ



株式会社東北ドローン代表の桐生俊輔氏は、今回の実験が非常に貴重なデータを生み出したことを強調し、今後も研究機関との連携を進め、環境問題解決に貢献する意義を語っています。ドローンがもたらす新しい視点で、地球環境問題への対策が進むことを期待したいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社 東北ドローン
住所
宮城県仙台市泉区黒松1-9-9-101
電話番号
022-765-1421

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