新たな旅の価値を提案する『ザ・アパートメントホテル展』が開催

新たな旅の価値を提案する『ザ・アパートメントホテル』

旅の価値観が変わってきている今、今までになかったスタイルのホテルブランド『ザ・アパートメントホテル by Stylio』が、東京で新たに登場しました。株式会社301がブランディングやクリエイティブパートナーとして参加し、都市における滞在体験を革新することを目指しています。この新ブランドは、特に海外からの旅行者に対し、東京の街との深い関係を築くことができる「ネイバーフッドステイ」という新しい旅の形を提供しています。

「ネイバーフッドステイ」の魅力

『ザ・アパートメントホテル』が提案する「ネイバーフッドステイ」は、観光地を巡る短期的な旅行から、現地の人々の日常生活やローカル文化を体験する旅へとシフトしています。この旅のスタイルにより、滞在者は単なる観光地訪問ではなく、都市の持つ豊かな生活を実感することができます。旅行者は、東京の多様な文化や人々と交流することで、より深い理解と体験を得られるのです。

ブランディングのプロセス

この新しいブランドの立ち上げに際し、株式会社301は、ホテルのデザインや体験が地域との密接な関係を築くことを重視しました。そして、東京の不動産をリノベーションした上で、短期宿泊から長期賃貸まで利用できるアパートメントスタイルを展開しています。また、『ザ・アパートメントホテル展』というローンチ記念のイベントも開催され、代々木上原のカフェ「No.」や実際のホテルルームを体験できるプログラムが設けられています。

空間デザインと居心地

空間デザインを手掛けた「mok architects」は、東京とコペンハーゲンの両方の視点から生活の美しさを追求しています。各お部屋は居心地の良さに配慮し、ミニマルながら心地よいインテリアが施されています。家具や内装は、まるでセンスの良い友人の家にいるかのような、リラックスした雰囲気を醸し出します。

また、『ザ・アパートメントホテル』では、各部屋にオリジナルのガイドブックが用意されており、旅行者が訪れたい地域のネイバーフッドスポットを詳しく紹介しています。このガイドブックは、固定された観光ルートから外れた独自の情報を提供し、生活者の目線に立った文化や街の魅力に触れることができます。

アートディレクションとデザイン

アートディレクションは、「Capenter & Stone」のチームによって手掛けられ、一般的なホテルの価値観を押し付けるのではなく、個々の旅行者がその空間で自身の生活を築けるような「余白」が設計されています。たとえば、部屋でワインを飲んだり、街で花を購入したりするという日常の体験を自然な形で楽しむことができるように工夫されています。

『ザ・アパートメントホテル展』の行程

ローンチを記念して開催される『ザ・アパートメントホテル展』は、2部構成で行われます。第一部では、ブランディングに関わった301の大谷氏やアートディレクションを手掛けたチームの展示があり、参加者は自由に会場を訪れることができます。第二部ではプレス向けと一般向けのオープンルームが設けられ、実際に部屋を見学したり、軽食を楽しみながらプロジェクトの詳細を知ることができます。

このように『ザ・アパートメントホテル』は、訪れる人々に新たな価値と体験を提供することで、東京の旅を再定義しています。今後の展開にも期待が寄せられています。