JR東日本のグリーンボンド
2025-08-27 18:49:20

JR東日本、環境配慮のグリーンボンドを発行し脱炭素社会へ貢献

JR東日本が発表したグリーンボンド発行



2023年8月26日、JR東日本はユーロ建およびポンド建のグリーンボンドを発行することを発表しました。年限はそれぞれ12年と20年で、合計2,057億円に相当します。この資金は地球温暖化などの環境問題解決に貢献するプロジェクトに使われる予定です。

グリーンボンドとは



グリーンボンドは、その資金使途が環境に配慮したプロジェクトに限られる債券です。これにより、投資家は財政的リターンを得ながらも環境保護に寄与することができます。JR東日本は、持続可能な社会の実現に向けて、このグリーンボンドの発行を行うことを決定しました。

発行条件と資金の使途



発行される社債は、ユーロ・ユーロ建が850百万ユーロ(約1,460億円)、ユーロ・ポンド建が300百万ポンド(約596億円)です。これらの資金は以下のプロジェクトに充てられます。

1. 新幹線および在来線の車両の新造・改造・更新
特に、山形新幹線向けの新型車両E8系は2024年春に投入され、営業最高速度を275km/hから300km/hに向上させます。また、全席コンセントや大型荷物置場を設置し、バリアフリーにも配慮しています。
さらに、仙石線にはE131系が2025年度から投入予定で、快適な車内環境を提供します。

2. 鉄道設備の維持・改修・更新投資
鉄道運行に不可欠な設備の保守や更新に関する費用も、資金が使われる計画です。これにより、利用者の安全を確保し、安定した運行を支えます。

3. 災害対策の投資
台風や地震に対応するための施設投資も行われ、リスクの低減を図ります。これにより、悪天候下でも安心して鉄道を利用できる環境が提供されます。

サステナビリティファイナンス・フレームワーク



JR東日本は、2024年12月に「サステナビリティファイナンス・フレームワーク」を策定し、外部評価機関のDNVから適合性の評価を取得しています。これにより、継続的な環境配慮型ファイナンスを実践し、透明性を確保しています。

まとめ



JR東日本の新しいグリーンボンド発行は、脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩です。この投資は、個々のプロジェクトを通じて環境保護だけでなく、安全で快適な交通手段の提供にも寄与し、地域社会全体に利益をもたらすことでしょう。今後の動向に注目です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
東日本旅客鉄道株式会社
住所
東京都渋谷区代々木2-2-2JR東日本本社ビル
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。