和歌山の海イベント
2024-09-30 16:17:52

和歌山の小学生が海の未来を守るための体験型イベントを開催

和歌山の小学生が海の未来を自ら考えるイベント



2024年9月21日、和歌山の串本町にて「紀南の海が未来を変える〜わかやま海守り隊2024〜」が行われました。これは一般社団法人海と日本プロジェクトin和歌山県の主催による、地域の海の現状や生態系について学ぶ体験型のイベントです。参加したのは、和歌山県内の小学校5・6年生19名で、2日間を通じて海の大切さを再確認し、自分たちにできることを考える機会を得ました。

イベントの内容


初日: 海への理解を深める



初日、子どもたちは和歌山県の海が直面する危機や持続可能な水産資源確保の課題について学びました。近畿大学水産研究所の大島実験場では、サンゴの保全活動や養殖業の役割についての講義を受けた後、実際にクロマグロの養殖生け簀を見学し、餌やり体験を通じて海の恵みを学びました。子どもたちは「クロマグロの養殖にはどんな苦労があるの?」などと質問をし、興味を持つ姿が印象的でした。

塩づくり体験で海の恵みを感じる



さらに、潮岬青少年の家では海水からの塩づくりを体験しました。子どもたちは、ろ過、煮詰め、乾燥という複数の工程を経て、自分たちで作った塩の味を楽しみながら、その背景にある海の大切さを学びました。完成した塩の味見をしながら各自の感想を述べる様子は、子どもたちにとって新たな発見の連続でした。

二日目: 実践的な学びの時間



二日目は串本海中公園での漁具づくり体験を行い、ケンケン漁の伝統や現状を学びました。実際に漁具を作成しながら、串本の海の豊かさとその保護について深く考えました。また、串本の海中公園での見学では多種多様な海の生き物に触れる機会があり、実際に生き物を観察する楽しさを味わいました。

最後に: 海を守る宣言を



イベントを通じて、参加した子どもたちは感じたことを基に、グループで「海を守る宣言」を作成。自分たちの思いを表現し、他の参加者と共有することで、より強い海を守る意識を持つようになりました。作成した宣言は、JR和歌山駅などに掲示される予定です。

参加者の声



参加した子どもたちや保護者からは、海の大切さを伝えたいという意見や新たな発見に対する感想が寄せられました。「海水から塩が作れるとは驚きだった」「漁師になって海を守りたい」といった声もあり、彼らにとって充実した経験となったようです。

このイベントは単なる学びの場にとどまらず、子どもたちが未来の海の守り手となるための第一歩となりました。和歌山の海を次世代にしっかりと引き継ぐために、今後も様々な取り組みが続けられていくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。