OKIが新たな産業用カメラケーブルを発表
OKIグループの電線事業を担うOKI電線が、2025年12月に新しい産業用カメラケーブル「CoaXPress(コアックスプレス)2.0ケーブル Kタイプ」の発売を発表しました。これにより、製造・検査装置における配線の新しい選択肢が提供されます。
製品の特長
このケーブルは、外径3.7mmという細さでありながら、驚異的な耐久性を持っています。摺動屈曲耐久性は5,000万回を超え、可動部や狭小部への配線に最適な設計とされています。自動化機器がますます進化し、高精度かつ高速な動きを求められる中、こうした高耐久でコンパクトなケーブルは今後の産業界にとって重要な選択肢となるでしょう。
市場のニーズと背景
自動化装置の構造は年々複雑化しており、高速かつ安定した通信が求められています。特に、半導体製造や食品・医薬品の自動検査ラインでは、画像の質や処理速度が求められ、従来のケーブルではその要件を満たすことが難しくなっています。この新しい「CoaXPress2.0ケーブル Kタイプ」は、そうしたニーズに応えたものです。
技術的な進化
新製品は、従来のRAタイプと比較すると、直径が約半分、摺動屈曲性能が約5倍に向上しました。これにより、倍増した耐久性によってケーブルの交換頻度が減り、メンテナンス性が大幅に改善されます。この特性は、特に複雑な動きが必要とされる場所での信頼性を高め、業務の効率化に寄与するでしょう。
展示会での存在感
「CoaXPress2.0ケーブル Kタイプ」は、2025年12月に開催される「国際画像機器展2025」や「2025国際ロボット展」でも展示されます。OKI電線のブースでは、ケーブルのデモンストレーションや、技術相談も受け付ける予定です。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
まとめ
OKI電線は、産業自動化機器の進化に対応した高性能なインターフェースケーブルの開発を今後も継続して行っていくことでしょう。「CoaXPress2.0ケーブル Kタイプ」は、その一環として、従来の制約を打破する新たなソリューションとして多くの業界での期待が寄せられています。自動化が進む中、業界でのさらなる注目を集める製品となることは間違いありません。