ディップ株式会社がAI倫理の重要性を認識し、外部諮問委員会を設置
ディップ株式会社は、AI(人工知能)と倫理についての重要性を重視し、このたび「AI外部諮問委員会」を設立しました。これは、人材領域でのAI開発や運用における倫理規範の策定と社会への普及を目指すものであり、さまざまな専門家が参加しています。
背景と設立の目的
ディップは「労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会を実現する」というビジョンを掲げており、AIの利用には正しい倫理観が求められると考えています。近年、国内外でのAIに関する法規制の動きが加速する中、ユーザーの権利やプライバシーを守るためには、倫理的なガイドラインの構築が急務となっています。
そのため、ディップはAI開発の専門家や法律のスペシャリストたちとともに、AI倫理の普及と啓発を図るための議論を進めることにしました。
委員会の役割と構成
AI外部諮問委員会は、ディップの経営プロセスに独立した組織として存在します。取締役会の提言を反映させながら、持続可能なAIの開発と運用のためのアイデアを集める場となることを目指しています。
委員会には、有名な専門家が参画しており、以下のメンバーがその顔ぶれです:
- - 馬渕 邦美(委員長): ディップ社外取締役であり、一般社団法人 Metaverse Japan共同代表。
- - 今津 幸子: ディップ社外取締役・監査委員であり、アンダーソン・毛利・友常法律事務所のパートナー弁護士。
- - 吉永 京子: 慶応義塾大学で特任准教授を務める。
- - 伊達 洋駆: ビジネスリサーチラボ代表取締役で、東京大学大学院の特任研究員。
- - 前野 隆司: 慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科教授でもあり、武蔵野大学のウェルビーイング学部長。
委員会の活動内容
委員会は、以下の4つの主要な活動を通じてAI倫理を推進していく予定です。
1.
議論の活性化: 倫理に関する多様な意見を集め、自社の指針を策定。
2.
対外発信: AI倫理に関する提言や指針を策定し、社会との共有を目指す。
3.
理解促進: 最新のAI倫理問題を調査・研究し、一般の理解を深める。
4.
自社プロダクトの議論: 自社のサービスやAI製品について、倫理的なあり方を考察。
今後は、2024年秋に第1回委員会を予定しており、その後も定期的に活動を行っていく予定です。
企業理念の実現に向けて
ディップ株式会社は「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」を企業理念とし、事業を通じて持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。労働市場における課題解決に向けて、引き続き倫理的な視点を持ちながら前進していく所存です。