バリアフリーカレンダー
2019-11-08 11:57:48

視覚障害者と晴眼者が共に使う「バリアフリーカレンダー2020」登場

バリアフリーカレンダー2020の魅力



視覚障害者と晴眼者の共生をコンセプトにした「バリアフリーカレンダー2020」が発売されました。このカレンダーは、アートディレクターの関 宙明氏によるデザインで、視覚と触覚の両方から楽しむことができるバリアフリーに配慮された商品です。日常使いに適したシンプルなデザインで、誰もが使いやすく、心地よさを感じることができます。

視覚障害への理解と配慮


近年、加齢や病気によって中途視覚障害になる方が増えており、その中には点字を習得することが難しい方も多くいます。このカレンダーは、従来の文字や数字の形を特別な浮き出し処理を施し、視覚と触覚のどちらからでも読むことができるように設計されています。2015年から発売されたこのカレンダーは、毎年多くの方々から支持を受けています。

特徴的なデザインと使いやすさ


「バリアフリーカレンダー2020」には、いくつかの特長があります。まず、文字が立体的で読みやすく、視覚的にも美しさを兼ね備えています。特に採用された「フォアフィンガー書体」は、触覚的な読みやすさと視覚的な美しさを高次元で融合しています。

また、カレンダーのデザインはミニマルであり、インテリアとしても優れています。どのような環境でも自然に溶け込むデザインであり、機能性とデザイン性を両立させる工夫がされています。さらに、使用者からのフィードバックを基に改良を重ねていることも、この商品の魅力の一つです。

盲導犬育成への支援


毎年、バリアフリーカレンダーの販売収益の一部は、盲導犬育成施設であるアイメイト協会に寄付されています。アイメイト協会は日本初の盲導犬育成の成功を収めた施設で、多くの視覚障害者を支援しています。この取り組みも、製品の社会的意義を高めているポイントです。

ラインナップ


2020年版のカレンダーは、オレンジとグレーの落ち着いた配色のタイプと、白地に浮き上がった文字を楽しむタイプが用意されています。両方のバリエーションに浮き出し加工が施されており、視覚障害者はもちろん、色々な人に楽しんでもらえるよう配慮されています。さらに、新たにリニューアルされた「点字のしくみ」ガイドが付録として付いており、点字について学ぶこともできるようになりました。

終わりに


「バリアフリーカレンダー2020」は、視覚障害者と晴眼者が共に使うことができる新たなツールです。このカレンダーを通じて、全ての人がどのように“読む”ことができるのかを理解し、共に生きやすい社会へとつながっていくことが期待されています。バリアフリーの理念に基づくこの製品は、手軽に使える日常品として、多くの人に利用されることでしょう。

お問い合わせや購入は、スパイラルマーケットや日本点字図書館など、指定された店舗で行うことができます。皆さんもこの機会に「バリアフリーカレンダー2020」を試してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
有限会社 真美堂手塚箔押所
住所
東京都新宿区天神町66番地
電話番号
03-3269-0656

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