ロードスターキャピタル、2024年度第3四半期決算を発表
2023年11月8日、ロードスターキャピタル株式会社(東京都中央区)は2024年度第3四半期の決算を報告しました。今回の決算においては、全ての事業が堅調に推移し、連結売上高は242億円を記録。前年同期比で2%の増加です。これにより、各事業の利益も引き上げられ、営業利益や税前利益、そして当期純利益の進捗率はすべて年度計画の80%以上を達成しています。
第3四半期のトピック
高級リゾートホテルの取得
不動産投資事業の一環として、ひらまつが運営する高級リゾートホテル6件の取得が行われました。これはインバウンド需要に対応する戦略的な動きであり、観光業界の回復を見越しての活動です。具体的には、三重県の賢島や静岡県の熱海など、各地の高級リゾートホテルが新たに手に入れられ、引き続きひらまつが運営を行います。
コーポレートファンディング事業の成果
さらに、コーポレートファンディング事業では、大型物件の売却に成功。これにより12期連続の増益を達成しました。特に千代田区の大型オフィスビルは保有期間中に大規模リニューアルを経て価値が大きく向上しました。
クラウドファンディング『OwnersBook』の節目
また、日本初の不動産特化型クラウドファンディングサービス『OwnersBook』は、サービス開始から10周年を迎えました。この記念すべき時期に、Amazonギフトカードが当たるキャンペーンが実施されています。
JPX日経中小型株指数選定
加えて、同社はJPX日経中小型株指数の構成銘柄に5年連続で選定されました。これは企業の健全な成長と安定性を認識される重要な指標です。
各事業の決算概要
不動産投資領域
コーポレートファンディング事業では、大型物件の売却が主な要因となり、利益率の大幅な向上が見られました。販売用不動産の残高も過去最大となり、今後もオフィスやホテルへの投資を積極的に行っていく方針です。
アセットマネジメント事業
アセットマネジメント事業も好調で、前年同期比で売上高が79%増の9.7億円となりました。これにより、ひらまつホテルを通じた収益もさらに強化されています。
Fintech領域
『OwnersBook』では、案件組成が順調に進み、売上高は前年同期比で44%増の4.8億円を記録しました。さらに、営業貸付金も過去最大の91億円に達しています。
不動産市場の見通し
今後の不動産売買市場については、金利差や円安による影響から国内外の投資家の物件取得意欲は高まっており、特に優良なオフィスビルの取得が難しい状況が続いています。また、東京都心5区ではオフィスの空室率が低下傾向にあり、賃貸市場も活発化しています。
今後の展望
日銀による利上げの可能性がある中、同社の業績への影響は限定的と考えていますが、インフレの進行により中長期的には賃料や物件価格の上昇が予想され、今後も成長が期待されています。
次回決算発表
2024年12月期の通期決算発表は2025年2月14日を予定しています。最新情報は同社のコーポレートサイトにて随時更新されています。
会社概要
ロードスターキャピタルは、不動産投資事業とフィンテック事業を展開し、未来のマーケットを切り開いています。詳細は公式サイトをご覧ください。